怪獣映画での環境破壊

 先日まで昭和のガメラシリーズがOAされていたので、見て
いたのだが65年から70年までの作品だけに‘これって環境
破壊になるのでは?’というシーンが、かなりあった。
 例えばガメラ対バルゴンでは、巨大化したバルゴンが
‘真水に浸かると体組織が溶ける’という事でバルゴンを
沈めるのに琵琶湖まで誘導する作戦を立てた。
 ただ実際に、これをやると大変な事になるだろう。
 琵琶湖からは、関西地区の上水道用の取水をしているのだ。
 バルゴンの体組織が溶け出した水って飲めるのだろうか?

 これ以外にも65年の大怪獣ガメラでは、襟裳岬から上陸し
地熱発電所を襲ったガメラに対し‘アメリカ軍に核ミサイルを
撃ち込んでもらう’計画を立てていて照準も合わせており、
スイッチを押すだけになっていた。
 日本領内で核ミサイルを炸裂させる作戦など、とんでもない
話だ。
 結局‘ガメラは熱エネルギーを好むので、核爆発で生じた
熱エネルギーを与えるだけ’という理由で核ミサイルを撃ち
込む計画は中止となった。
 最後は伊豆大島で国連が計画中だったZプランで、ガメラを
宇宙に運ぼうとするのだが、東京から伊豆大島までの相当な
距離を海にガソリンを撒いて火をつけ炎を好むガメラを 誘導
しようとする。

 そういえばキングコング対ゴジラでも、那須高原でキングコン
グを一蹴したゴジラを 自衛隊が‘落とし穴作戦’で誘導する
ために川にガソリンを撒いて点火している。

  最近の作品に、こういうシーンが出てこないのも環境問題が
うるさくなったのが関係しているだろう。
 環境問題などに気を使わなくてよかった時代ならではの、作品
というわけであるが。 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
しょぼくれたってしょうがないぜ (柴田真紀)
2007-12-31 01:41:10
 もう、輝く太陽は俺たちの心の中にしかないんだ。
 歌おう、みんな。
 踊ろう、みんな。
(台詞詳細はいい加減)

 まあ、そんなもんです。

 よいお年を。
 
 
 
来年も宜しくお願いします (こーじ)
2007-12-31 19:28:11
>柴田真紀様
 今年も1年お世話になりました。
 来年も宜しくお願いします。
 
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