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こーじ苑
柔道100㌔超級代表は原沢か?影浦か?
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-200210-202002100000040
2月9日に行われた柔道グランドスラム・パリ大会で日本の影浦
心がロンドン&リオ五輪金メダリストのテディ・リネールに延長
戦の末に技ありを奪い優勢勝ちしたものの、決勝でロンドン五輪
銅メダリストのフロルに小内狩りで一本負けして準優勝となった。
影浦が勝ったリネールは10年に東京で行われた世界選手権決勝
で上川大樹に判定負けして以来10年間負けなしの154連勝中で、
これを止めたのだから影浦の勝ち星は素晴らしいのだが最近のリ
ネールは全盛時の圧倒的な強さはなく駆け引きの巧さで負けない
スタイルで勝っていたのだから負けは時間の問題だったかもしれ
ない。
そのリネールに勝ったのが日本の2番手である影浦というのだか
ら殊勲ではあるが、100㌔超級の代表争いはリオ五輪の銀メダリス
ト・原沢久喜がリードしているしリネール一強時代ではないとい
う事実がある。
つまりリオの頃は‘リネールに勝てば金メダル’だったのが今では
リネールが休養していたという事もあり、世界選手権では18年は
トシシビリが昨年は100㌔級から階級を上げたクルパレクが優勝し
ているなど戦国時代に入っている。
影浦は昨年のGSブラジリア大会でもリネールと対戦し敗れたと
はいえ延長まで粘っているわけで、持ち前のスピードを生かした
スタイルはリネール相手にも相性はよさそうだ。
とはいえ今回負けた事でリネールのモチベーションが上がるだ
ろうし影浦も徹底的に研究されるだろうから楽観はできないし、
それ以外の海外の強豪の誰がリネールに勝ってもおかしくない時
代だ。
ちなみに92バルセロナでは世界王者の小川直也に対し旧ソ連は
相性がよかったコソロトフではなく世界選手権無差別級決勝で完
敗したハハレイシビリがコソロトフに勝って代表になり決勝で小
川に勝って金メダルを獲得しているし、08北京でもリネールに相
性がよかった棟田康幸ではなく石井慧が国内予選を勝ち上がって
出場しリネールとの対戦はなかったものの金メダルに輝いている。
つまり絶対王者と相性のいい選手を選ぶより地力のある選手と
いうのが柔道のセオリーだから、今後の日本の100㌔超級の代表
選考がこれまで以上に注目されると思うのだ。
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