2024 夏の甲子園・第12日＝準々決勝はリベンジ2試合と快進撃止まる

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-240819-202408190000233

　休養日を挟んで行われる大会の花・ベスト8＝準々決勝の注目
カードは、第1試合の関東一ー東海大相模。

　坂井＆畠中という左右の好投手を擁する関東一は得意の機動力
で、相模の藤田＆福田の好投手を揺さぶって攻略できるか。

　打ち合いになると相模が有利そうだから、接戦に持ち込みたい
のは関東一。

　第2試合は3試合で打ちまくっている滋賀打線を山田の投手陣が
抑え込めるか。

　第3試合は智弁の投手陣が3試合連続2桁安打を放っている京都
打線を抑え込めるか。

　第4試合は大社のエース・馬庭が先発するかどうかも焦点にな
るが、神村打線が大社の投手陣をどこまで攻略できるか。

　第1試合：関東一 2ー1 東海大相模　

　立ち上がりから共にランナーを併殺などで2塁にすら進められ
ない展開の7回に関東一は4番のHRで先制すると、9回にも1アウ
ト後に5番が2ベースで出塁して暴投で3塁に進むと6番の遊ゴロ
内野安打で2－0。

　その裏に相模は8番&1番のヒットと併殺崩れ＆悪送球で1点返
し、四球で満塁とするが4番がレフトフライに倒れ万事休す。

　相模は自慢の強打線が畠中の前に3安打に抑えられ、3度のノー
アウトのランナーがことごとく併殺でチャンスを潰したのが痛い。

　第2試合：青森山田 1ー0 滋賀学園

　1回から滋賀学園は1番の2ベースから1アウト3塁や6回には2番の
ヒットとバント安打でノーアウト1・2塁のチャンスを潰し、5回に
は2アウトからヒットで出塁した8番がエラーで1・2塁から1番のヒ
ットでホームに突入するもアウトで得点ならず。

　一方6回まで1安打で2塁も踏めない状況だった山田は7回に内野
安打で出塁した2番をバントなどで3塁に進め、5番のタイムリーで
遂に先取点が入る。

　この1点を下山～関の継投で守り切った山田が初のベスト4。

　滋賀は1回や6回のチャンスで先取点が奪えなかったのが響いたが、
それだけ山田が踏ん張ったとも言える。

　第3試合：京都国際 4ー0 智弁学園　

　共に3回まで毎回のようにランナーを出しながら得点できなかったが
4回に京都は2ゴロエラーで5番が出塁し8番&9番の長短打で2点を先行
すると、5回にはヒットで出塁した3番をバントで送り5番のタイムリー
で3点目を挙げ7回には1アウトから2ベースで出塁した4番を6番の遊ゴ
ロで返して4－0。

　2回と8回以外毎回ランナーを出す智弁だが2アウトからが多くノーア
ウトのランナーは2度併殺で潰すなど、チグハグ感があって複数のラン
ナーを出したのは0ー3となった6回のみでは厳しい。

　第4試合：大社 2ー8 神村学園　

　1回に大社は四球で出塁した1番が盗塁すると2番&3番の内野ゴロで返
り先制したのに対し、神村は2回に1アウト後3連打で追い付き4回には1
アウトから4番&5番が歩き2アウト後連続四球の押し出しで勝ち越すと
大社もその裏に6番のヒットからバント内野安打とバント1塁悪送球で
追い付く。

　5回に神村は1番が歩いて2番のヒットでノーアウト1・2塁から登板し
た馬庭を攻め遊ゴロ併殺崩れ悪送球で勝ち越すと、7回に1アウトから2
番が歩いて3番&4番の連打と5番&6番の連続長打で一挙4点を挙げ8回に
も2アウトから1番&3番のヒットで決定的な8点目を挙げ勝負を決める。

　大社とすれば追い付いた4回にノーアウト2・3塁から0番&1番の2ゴロ
で立て続けにランナーがホームに突入し、刺されたのが流れを手放した
原因か。