息抜きEPに ついて

 ウルトラマンガイアのEP35・怪獣の身代金というのは、ガイアには珍しい
コメディ偏。
 大河ドラマ系のガイアは1つの大きなテーマを複数のEPを使っているので、
コメディ偏はなかなか入れづらい。 

 ティガから始まる平成ウルトラは、ガイアほどではないけど続き物の傾向が
強い。
 だからコース料理の箸休め宜しく、息抜きEPが作られている。

 ティガではEP48・月からの逃亡者やEP49・ウルトラの星などが最終章前
の箸休め的な内容だったし、実相寺昭雄監督作品のEP37・花やEP40・夢
などがそうだろう。

 ダイナでも夢オチのEP42・うたかたの空夢や、ハヤテ隊長がティガに続い
て登場するEP48・ンダモシテXなどが箸休めEP だろう。

 ガイアではV2へのヴァージョンアップに至るまでのEP16のアグル誕生からEP26の決着の日までが大きなEPだ。
 そして行方不明になっていた藤宮が戻ってくるEP36の再会の空までの
9話までがインターミッションになっている。

 ただし自然コントロールマシーン・エンザンが登場するEP28 熱波襲来は、
やはり自然コントロールマシーンのテンカイが登場するEP7の地球の洗濯
の姉妹版。

 律子と梶尾の関係が深まり始めるEP30悪魔のマユは敦子の家を梶尾が
訪ねて律子と知り合うきっかけになるEP19迷宮のリリアの続編に当たる。

 更にガンQが再び登場するEP31呪いの眼は最初にガンQが登場した
EP6あざ笑う眼の続編っぽい。

 そしてウルフファイヤーが登場するEP34魂の激突はウルフガスが登場
するEP12の野獣包囲網の姉妹版のようだ。

 EP32・いつか見た未来では、これまでチームファルコンが常に命がけの
ミッションを引き受けようとする理由が解明されるEPだった。

 NEXUS(偽)さんもコメントされていたが、今回の怪獣の身代金や遠い町
ウクバールは前後に全く関わりがない珍しいEPだ。
 その2つを太田愛が担当しているというのも面白い偶然だ。    

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