凄く贅沢なウルトラマンエースのゴルゴダ編

　一昨日OAされたウルトラマンエース13話・死刑ウルトラ5兄弟は、凄く贅沢な
EPだろう。

　ベロクロンやバキシム、ドラゴリーと並ぶメジャー超獣のバラバが登場するだけ
でなく、ニセのウルトラサインでゴルゴダ星に集結したウルトラ兄弟がヤプールの
罠に嵌りエースが脱出するものの それ以外の4人は囚われて磔になってしまう
のだ。

　まず登場する殺し屋超獣バラバだが右手が鉄球、左手がカマで頭部の剣を
セブンのアイスラッガーのように飛ばして自由にコントロールする事も可能だし、
右手の鉄球はムチのように伸縮自在で左手のカマと共に鎖鎌のように使う。

　更に火炎放射で攻撃したりとベロクロンらに比べても武器も凄いヤツだ。

　ある意味バラバ相手に戦うだけでも相当なインパクトのあるEPになるのだが
ゴルゴダ星でウルトラ兄弟が囚われているというハンデまで付くのだ。

　図式的にはセブン暗殺計画の前編終了時点と同じなのだがセブン暗殺計画
では いかにセブンを復活させるかというのが焦点になったのに対し、今回は
エースまで敗れて絶望感溢れる終わり方になっている。

　ただし解せないのはニセのウルトラサインを誰1人見破れなかった事ではない
だろうか。

　突っ込めるとすればバラバが放射能の雨に守られながら出現していたのだが、
放射能に対する脅威が殆ど触れられずTACの隊員達が地上から攻撃しているシー
ンでは放射能防護服すら着用してなかったところだろう。

　僅か13話で ここまでインパクトのあるEPが出るとは、後のネタが心配になる
ぐらいである。