【秋季九州大会】公立対決に競り勝った富島が初の甲子園へ…東筑も初の夏春連続出場が確実
今週から宮崎で始まった来年の選抜高校野球の予選ともいえる秋
の高校野球九州大会は昨日行われたベスト4で長崎の創成館と、宮
崎の富島が勝って決勝進出を決めると共にベスト4で敗退した延岡
学園と東筑も選抜出場を確実にしたようである。
今年の秋の九州大会は最近2年間九州の中心だった秀岳館が熊本
大会のベスト4で敗退し出場できなくなったのに対し、今年の夏に
ベスト8入りした明豊をはじめ出場した東筑に興南や神村学園らの
夏春連続出場なるかというのが注目だった。
とりあえず九州の枠は4でベスト4以内に入って、コールド負けを
しないというのが出場への条件になる。
注目したのは今年の夏に福岡を制した東筑でエースの石田旭昇が
夏の甲子園を経験した事で、どこまで進化しているかと思ったが何
と秋の大会も優勝して九州大会に乗り込んで来た。
そして初戦で春夏連覇経験のある興南に4-1で勝つとベスト8でも
夏出場の神村学園に2-0で勝ちベスト4に進出し、ここで宮崎2位の
富島に3点を先行し5-6で競り負けたが1点差負けという事で夏春連
続出場は ほぼ確実だろう。
決勝進出を決めた富島は初戦で熊本を制した文徳に4-1で勝つと
ベスト8でも長崎商にも9-2で快勝し、東筑にも競り勝っているの
で選抜は文句なしといえる。
決勝の相手・創成館は長崎を制して九州大会に乗り込み初戦で都城
東に8-1で大勝するとベスト8で沖縄を制した沖縄尚学に8-3で快勝、
更にベスト4でも宮崎を制し明豊にも打ち勝っている延岡学園を2-0
で完封しているのだから今の時点では富島よりも地力は上だろう。
また延岡学園も宮崎1位だし初戦で筑陽学園に5-2で勝っている事
から選抜はコチラも確実と言える。
残念だったのは秀岳館に勝ち準優勝で出場した九州学院が宮崎4位
の都城東に熊本優勝の文徳も富島相手に共に初戦で敗れているので、
このままでは‘熊本は秀岳館が出なければ’と言われかねないから夏
までにどこまでレベルアップできるか。
ちなみに創成館が優勝なら08年の清峰以来の長崎県勢優勝だし、
富島が優勝なら02年の延岡学園以来の宮崎県勢の優勝となる。