07夏の甲子園・第7日

　今日の結果

1:日南学園9－6学園（延長11回）
　4回まで日南は4安打を放ちながら無得点。一方の桐光は
1回と4回にタイムリーとスクイズで2点を挙げてペースを
握ったかに思われた。
　ところが5回にタイムリーと暴投で日南が追いつき、その
まま延長に入る。
　10回に日南は満塁から走者一掃の2ベースで3点を勝ち越し
勝負あったかと思われたが、その裏に4安打を集中して同点
に追いついた。
　11回に日南は2アウトランナー無しから4番のソロHRで再び
勝ち越すと3安打と相手エラーも絡めて4点を挙げる。
　その裏の桐光の反撃を内野安打の1点に抑え日南が逃げ切っ
たのだった。
　力に勝る日南がミスなどを出しながら15安打で押し切った
感じだった。
　仮に横浜が出ていれば、日南は勝てただろうか？

2：前橋商2－1浦和学院
　今大会2度目の関東対決。
　自力に勝る浦和は4回まで5安打3死球でチャンスを掴みなが
ら無得点。
　反対に4回まで1安打の前橋商は5回に2アウトから四球と2安
打で先制する。その裏に浦和も1アウト満塁から内野ゴロの併
殺崩れで追い付く。
　7回に1アウト満塁をライナーゲッツーで潰した前橋は、8回
に1アウト2塁から2ベースが出て勝ち越し。
　勝ち越しタイムリーを放った佐々木は、浦和打線を1安打に
抑えて逃げ切った。
　これで浦和学院は2年連続初戦敗退。

3:佐賀北4－4宇治山田商（延長15回引き分け再試合）
　初戦を完封勝ちして波に乗る佐賀は、1回に3安打で2点を先行。
　2回以降も毎回ランナーを出して押しまくるが、バント失敗な
どでチャンスを潰す。
　宇治山田も2回にノーアウト2塁でバント失敗後、併殺を喫する
などピリッとしなかったが、5回に2アウト1塁からヒットとエラー
で満塁にし、3ベースとタイムリーで4点を挙げて逆転。
　ところが6回と7回に佐賀はタイムリーで1点づつ返し、追いつく。
　佐賀は6回から、宇治山田は7回からピッチャーを替え凌ぎあう。
　延長に入って13回に佐賀は、３四死球で1アウト満塁と攻め立て
るが、4番が浅いライトフライ。5番が高目のボール球に手を出して
三振とチャンスを生かせず15回終了時点で同点のため引き分け再試
合となった。
　とりわけ佐賀にとって、10安打12四死球を貰いながらの引き分け
だから勝てた試合を引き分けた感じだ。

4:文星芸大付5－3興南
　1回に興南は1アウト2塁から2ベースで先制するが、なお1アウト
2塁でレフト前のポテンヒットでランナーが帰れず1点止まり。
　その裏2四球でピンチを招き2アウト1,3塁から三遊間を割られて
あっさり追い付かれる。
　興南は初戦で完封した文星芸大の佐藤に、2回以降も毎回ヒットの
ランナーを出すが高目のボール球にことごとく手を出して三振や詰
まったフライに討ち取られチャンスを潰す。
　一方の文星芸大も毎回ランナーを出すが、点を取れずに膠着状態
だったものの5回に1番荒井のHRで均衡を破ると1アウト3塁からタイ
ムリーが出て3－1。
　佐藤の尻上りのできから見て、これで勝負あった。
　興南は固い守りと機動力という武器があったものの、高目のボール
球に手を出し続けるなど選球眼に難点があり打線のパワー不足も露呈
した形だった。

　どうも沖縄勢は99年以降02、04の中部商以外は毎年初戦を突破する
のだが99、03、05沖縄尚学　00那覇　01宜野座と昨年の八重山商工を
除いて2回戦で負けている。決して弱くないのだが、どういう事だろうか？
　因みに文星芸大が勝ったので、明日の第1試合で今治西が勝てば昨年の
2回戦と同じ顔合わせになる。

　明日の予想

1:近江ー今治西・投手4枚看板の近江対1枚エースの今治西の対戦。
　　　　　　　　どちらに軍配が上がるか？

2:仙台育英－智弁学園・豪腕・佐藤対智弁打線。
　　　　　　　　　　　智弁は兄弟校・和歌山の仇が取れるか？

3：帝京－神村学園・神村・盛対帝京打線。今大会No１打線を盛が何点に
　　　　　　　　　　抑えられるか？

4：甲府商－新潟明訓・甲府商の勢いを明訓が止められるか？