ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
‘ノンマルトの使者’と‘怪獣使いと少年’の前には
ウルトラシリーズの中で問題作といわれるのは第1期ではセブンの
ノンマルトの使者、第2期では帰ってきたウルトラマンの怪獣使い
と少年だろう。
前者は‘人類が地球の先住民族・ノンマルトを海底に追いやった
侵略者では'というテーマで、後者は‘観測目的で来訪した宇宙人
と仲良くなった孤独な少年が宇宙人扱いされて壮絶な虐待を受け
る’というもの。
しかもノンマルトは第1期ウルトラのメインライター・金城哲夫が
怪獣使いは帰ってきたウルトラマンのメインライター・上原正三の
作品という共通項もある。
面白いのが両者はこれらの作品を作る前にテーマこそ違うが、同じ
ようなシチュエーションの作品を作っているのだ。
ノンマルトは海で死んだ少年・真市の霊がノンマルトの使者として
ウルトラ警備隊に警告しに来るのだが、ウルトラマンでもヒドラ編で
轢き逃げに遭い死亡したムトウ・アキラ少年が科特隊本部に現れて
アンヌと同じ女性隊員のフジ隊員に警告するというもの。
怪獣使いの場合は酷い廃屋にメイツ星人・金山と佐久間良少年が
同居していて金山が壁の隙間から外を窺うというシーンがあるが、
セブンのチブル星人編で同じく星人の人間体・おもちゃじいさんが
廃屋に住み着いてマネキンのアンドロイド少女を隠しているという
もの。
ちなみに おもちゃじいさんを演じた植村謙二郎は金山をも演じて
いるわけで、妙なところに共通点がある。
つまりヒドラ編に‘人類侵略者説’を加味すればノンマルト編に
チブル星人編に‘差別問題’を加味すればムルチ編になるわけで、
問題の無いシチュエーションでも先述した要素を加味すれば凄い
作品になるという事だろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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そういうベースが根底にあるでしょうね。
やはり最後は個人の背負ったものが出ますからね。
ちなみに論評される人というのは切通理作氏ではないでしょうか。