冷凍&氷漬け=バラバラは石堂淑朗作品

 昨日BS-11でOAされた帰ってきたウルトラマンは冬の怪奇シリーズ
‘まぼろしの雪女’で雪女怪獣スノーゴンが登場する。
 この怪獣は口と手から冷凍ガスを噴射しウルトラマンを凍結させた後に
何とバラバラにしてしまうのだ。

 その後なぜかウルトラブレスレットが光るとウルトラマンは復活するのだが、これがウルトラヒーローをバラバラにするという第2期シリーズ最初のEPと
なった。 

 他にはウルトラマンタロウでエンマーゴがタロウの首を一旦ではあるが切り
落とすし、ウルトラマンレオではブニョが宇宙ロープで縛り巨大化できなく
なったレオを零下100度の部屋で氷漬けにしてノコギリでバラバラにしてしまう。

  この3つのEPの脚本は第2期ウルトラから参加した石堂淑朗。
 帰ってきたウルトラマン大全によれば彼は‘オレは宇宙人なんか嫌いだし、
あんなのは いるワケがない’と語っていたし、ウルトラマンの身長すら知ら
ないで書いていたという。

 そんなワケで第1期から書いていた脚本家では絶対にできなかったウルトラ
ヒーローをバラバラにするという事をエース以外のシリーズで1回はやった
事になる。

 ちなみに昭和ウルトラ最終作となった80の最終回でも氏は脚本を担当。
 冷凍怪獣マーゴドンをUGMが放った冷凍液を吸収して氷漬けになった
ところをジャイアントボール作戦でバラバラにしている。

 このEPは80とユリアンが登場せずにUGMが自力で倒しているのだが、
低温の物体は固くて脆いという理論を実践しているのだ。

 それをウルトラマン&レオ解体にも応用したのは間違いないだろう。
 他の脚本家で こういう作戦を立てる話は記憶にないので氏独自の発想
には恐れ入る。

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