グラスゴーの衝撃!井上尚弥WBSS決勝進出

井上尚、2回TKO勝ち=IBF王者破り、決勝へ―WBSS

 日本時間の今日早朝にグラスゴーのSSEハイドロアリーナで行
われたWBSS準決勝のIBFバンタム級タイトルマッチでWBA王者
の井上尚弥が、IBF王者のエマニュエル・ロドリゲスに2RTKO勝
ちしてIBFタイトルを奪取すると共にWBSS決勝進出を決めた。

 1Rは固さの見える井上に空振りが目立つのに対しロドリゲスが
プレッシャーをかけ軽いパンチをヒットさせるなど振り分けるな
らロドリゲスだったものの、2Rに入ると30秒過ぎにロドリゲス
の放ったフックより一瞬早く左ショートフックが炸裂するとロド
リゲスはあっさりダウン。

 立ち上がったロドリゲスは鼻血を出しており効いている様子で
20秒もしないうちにボディブローで2度目のダウンを奪うと、ロ
ドリゲスは首を横に振って戦意喪失状態で何とか立ち上がるもの
の再びボディでダウンしレフェリーがストップ。

  昨年WBA王者ジェイミー・マクドネルとWBSS初戦でファン・
カルロス・パヤノを共に1Rで倒した井上だったが、今回の相手で
あるロドリゲスはキャリアの中でも最強の敵。

 会場は日本人選手がこれまで1度も勝った事がないヨーロッパ
での試合でロドリゲスが保持するIBFタイトルは当日計量でリバ
ウンド制限があるなど、これまでのペースで戦えないといった要
素が懸念材料だった。

 実際マクドネル戦ではロープに詰めて倒しに行った時に被弾す
るシーンがあったので、強引に倒しに行くとロドリゲスのカウン
ターを食いかねないという危惧もあった中でのゴングだったのだ
が試合が始まると本来距離を取ってカウンターを狙うロドリゲス
が前進してプレッシャーをかけてきたのには驚いた。

 井上の距離を潰すという狙いで1R目は確かに効果はあったよう
だが、2Rでロドリゲスのパンチを見切っての左フックのショート
カウンターは見事で事実上これで勝負は決した形だったのだ。

 ちなみに今日5月19日は白井義男がダド・マリノに勝って日本
初の世界王者になった日でボクシングの日となっているし、現地
時間では5月18日になるのだが65年の同日にファイティング原田
が‘黄金のバンタム’エデル・ジョフレに勝ってバンタムを制した日
だったわけで日本のボクシング界にとって更なる記念日になった
のではないだろうか。

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