限定付きながら高校野球にもタイブレークを

 今年の選抜高校野球は6つのサヨナラを含めて7試合の延長戦が
あるなど接戦が目立ったのだが、問題だったのは2回戦で引き分け
再試合を戦った桐生第一が決勝まで戦うと5連戦になる可能性があ
った事。

 これまで高校野球は延長18回で引き分けとして再試合を行って
いたのだが00年度から15回に短縮された。

 これで選手達への負担は軽減されたようにみえたが15回で決着が
付かず再試合になるケースが増えたのも事実で、18回の時は引き分
け再試合が春夏合計で4度だったのに対し15回になってからは15年
で5度目となっているように増えている。

 問題はベスト16の2日目以降に引き分けになった場合は再試合を
今回のように1試合のみ翌日行なわないといけないので、勝ったチー
ムは決勝まで進むと5連戦になる可能性があり絶対に不利だ。

 それを考慮すれば何らかの対策を考慮する必要があるしベスト16
の2日目から準決勝までの3日間は15回引き分け再試合ではなく
タイブレークを導入するというのも1つの手ではないか。

 タイブレークというのは草野球みたいだと抵抗感もあるだろうが
国際試合や社会人野球などで既に導入されているし、高校野球でも
明治神宮大会で使われているのだから少なくとも日程が厳しくなり
がちの選抜や雨の順延が増えて休養日がなくなった場合などでの導
入も一考するべきだろう。

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