史上初!大阪桐蔭2度目春夏連覇 金足農は力尽きる
いよいよ夏の甲子園も最終日で金足農が勝てば東北勢と農業高の
初優勝に、大阪桐蔭が勝てば史上初の2度目の春夏連覇達成になる
わけで試合の見どころは全5試合フルイニング749球を投げてきた
金足農・吉田輝星がどこまで桐蔭打線を抑えられるかになるだろう。
その一方で金足打線は桐蔭の誇る3人の投手から1点でも多く取
って吉田を援護する必要があるが、5回まで最低でも2点差で付い
て行けば07年の佐賀北のように場内の雰囲気が金足を後押しする
可能性が出てくるので何としても食らいついて行きたい。
金足農 2-13 大阪桐蔭
1回に桐蔭は1番が歩き2番のヒットでノーアウト1・3塁とチャン
スを広げ3番&4番が連続三振に倒れたものの、5番が歩いて満塁か
ら暴投で先制すると6番の右中間2ベースで2点を追加する。
2回に4番と6番のヒットで1アウト1・3塁のチャンスを潰した
金足は3回に四球で出塁した9番がバントと暴投で3塁に進み2番
の犠牲フライで1点を返すのだが、4回に桐蔭は相手エラーと四球
にバントで1アウト2・3塁から1番の3ランで6-1とリードを広
げる。
こうなると流れは一気に桐蔭で5回には4番がヒットで出塁し5
番の2ランで8点目を挙げ勝負あり。
桐蔭は以後も攻撃の手を緩めず一挙に6点を挙げ吉田を5回で降
板させると、危なげなくイニングを消化し大差で2度目の春夏連覇
という快挙を達成した。
金足にとって痛かったのは3点先行された直後の2回に2安打と
バントで、1アウト1・3塁のチャンスで7番の時に1塁ランナーが
盗塁を仕かけ送球間に3塁ランナーがホームに突入するもアウトに
なったシーン。
ここで1点でも取っておけば3回に挙げた1点で2-3といった
展開になると先述したように5回終了時点での1点差になり、終盤
にかけて球場全体が金足の応援に回るようになるのではと思ったが
逆に言えば5回までに勝負を決めた桐蔭が一枚上だったという事。
正直言えば吉田のような投手と桐蔭打線の対決なら疲弊してない
3回戦までに見たかった気がする。