来春の選抜高校野球で小倉の21世紀枠での出場は？

　早いもので九州でも26日から沖縄で来年の選抜高校野球の予選となる九州
大会が始まるのだが、それとは別に興味を持っているのが21世紀枠の代表だ。

　01年から導入された21世紀枠は事実上甲子園から遠ざかっているチームを
出場させるシステムで基本的に県内でベスト8以上という条件があるだが、今年の
九州大会の予選にあたる秋季福岡県大会で47年&48年夏の連続優勝校である
小倉がベスト4に残ったので21世紀枠で選ばれる資格がある。

　よくしたもので今年その小倉が連続優勝した時のエース・福島一雄氏が今年
野球殿堂入りして夏の甲子園で表彰されているから、そういう意味でも小倉が
21世紀枠で選出されると話題になるのは確実で こういう話題好きの高野連ならば
選ぶのではないかと思う。

　ちなみに小倉が来年の選抜高校野球に出場すると78年の50回大会以来になる。

　この時は初戦で帝京と対戦しエースの大石が甲子園初出場の帝京打線を5安打
完封、打線も帝京の藤井に11安打を浴びせ3点を奪い3－0で快勝した。

　そして2回戦で前年の優勝校・箕島と対戦し6回まで0－1で食い下がり7回に先頭
の土田秀夫のHRで一旦追い付いたが、その裏に2点を勝ち越され最終的に1－4で
敗れたものの この試合を解説していた山本英一郎氏が小倉の戦いを褒めていたし
特に同点HRを放った2年生捕手の土田のファイト溢れるプレーを絶賛していたのを
思い出す。

　ちなみに山本氏が絶賛した土田は94年と96年に小倉東を率いて選抜大会に
出場し、 94年には2回戦で日大三に勝ってベスト8入りしている。

 　もっとも21世紀枠は それぞれの地域から1校なので推薦されるかが問題では
あるが、九州枠から推薦されれば前記した理由から選出されるのではないかと思う。