朱に交われば・・・・・を実感する大相撲賭博騒動

親方も野球賭博＝相撲協会調査に申告(時事通信) - goo ニュース

　サッカーW杯がカメルーンに不利の予想を覆して日本が勝って盛り上がっている裏で、夏場所中に発覚した大関・琴光喜の野球賭博問題から大相撲
界が大変な事になっている。

　床山から紹介されて野球賭博を始め仲介者に勝ち金を要求したところ、
元組員から反対に脅迫され口止め料として1億円を要求されたので300
万円を支払ったというもの。

　しかも琴光喜を含めて野球賭博に拘わったのが30人近くいるという事が
判明しているのを見ると かなり根が深い問題だ。

　実は私が最初に修行した福岡の店では師匠や師匠の娘にスタッフの先輩
&後輩全員がタバコを吸っていて、吸わないのは私と師匠の奥さんのみ。
　私は気管支が弱いので基本的にタバコはダメで何度か試しに吸った事は
あるが、ことごとく咳が止まらなくなっていたので吸わないようにしていた。

　ところが奥さんはともかくスタッフ全員が吸っていると、全く吸わない私に
対する風当たりは強くなる。
　更に お客さんも喫煙者が多かったのでタバコ喫煙の話で盛り上がっていて
も先輩あたりから‘コイツはタバコも吸わんのですよ’とバカにするような
口調で何度か言われた事があった。

‘タバコも吸えんとは大人じゃない’という論調なのだ。

　当時は嫌煙権などはなく喫煙に大らかな時代だったからこその話ではある
けど、こういう環境の中にいるとタバコを吸える年齢になっているのに吸わ
ないと仲間はずれにされそうなムードなのだ。

　角界では違法な野球賭博だけでなく合法的な麻雀や花札経験者を含め
ると、かなりの人数が賭け事をやっている事になるが親方まで参画している
となれば賭け事をしない者の方が異端児扱いされると思うのだ。

　特に親方や兄弟子の命令は絶対なだけに入門時は興味がなくても強制
的に始めさせられ、断ると違法なぶつかり稽古による‘かわいがり’の目に
遭うのではないだろうか？

　因みに今回の記者会見に臨んでいた相撲協会のメンバーの中には現役
時代に 3大ギャンブ狂の1人だった親方がいるのを見たときに、外部からの
者に調査させない限り繰り返されるだろうと思った次第。

 ‘朱に交われば赤くなる’を実感させる今回の
事件だ。