‘インベーダー’と‘来訪者’の違いは

 ミラーマン42話の小さなインベーダーは地球での生活に憧れるインベーダー
の少年が登場する。


 鏡京太郎を味方に引き入れるべく送り込まれただけでなく‘説得に失敗したなら
殺せ’という命令を受けていたので、当初は命令通りに京太郎の注意を引き近
づき身動きできないようにする事に成功したものの京太郎の優しさに触れて迷
いが生じ心の振り子が京太郎に傾いた瞬間 少年の飼っていた犬が怪獣インベ
ザウルスの正体を表して少年を殺そうとする。


 そして消滅した少年を‘この美しい地球に住みたくて遠い宇宙の彼方から
やって来た子供だ’と京太郎は言いインベーダー扱いしなかった。


 もともとインベーダーとは侵略者の意味になるのだが、ミラーマンの世界では
影の惑星Xの住人をインベーダーと呼称しているのはX星人=地球で破壊工作
を行う侵略者ばかりという事からで実際に京太郎の父親の世代から秘かに侵略
を行っていた。


 ただし地球にも いろんな民族がいるように惑星Xの住民も いろんな考えの
者がいるはずで、アイアンやダークロンに変身の正体を表して破壊工作をする
武闘派から地球に住みたいだけの穏健派までいる可能性は高い。


 ちなみに今回登場したインベーダーの少年は従来の特徴である目が光ったり
壁をすり抜ける能力がないところを見ると成長する事によって修得するものなの
かもしれない。


 そして京太郎が彼の父親を殺した同じ種族の自分に対して優しく接してくれた
だけでなく‘地求人になりすまして逃げ切り、仲間を裏切れば地球人は暖かく迎
えてくれる’という説得で遂に心を動かし、拘束状態だった京太郎を解放する。


 地球に住み着き平和裏に地球の住人と仲良く暮らしている者は宇宙人であって
もインベーダーとは呼ばないという京太郎達のスタンスがよく分かるEPである。

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コメント
 
 
 
Unknown (怪人太郎冠者@1553)
2012-09-26 20:42:29
本話は45話や46話と緩やかに繋がっていると思います。
と同時に、京太郎のインベーダーに対するスタンスがよくわかるエピです。
46話の藤本はモロ、インベーダー=敵というスタンスでしたからね。
 
 
 
そうですね (こーじ)
2012-09-26 23:29:57
>怪人太郎冠者@1553様

 藤本が今回のEPで京太郎と同行していたら間違いなく少年を敵視してキツイ言葉の1つも投げかけたと思いますね。

 そういう意味では朝子が同伴でよかったかもしれません。
 
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