リオ五輪総括:レスリング編

【レスリング】20歳「マカロン王子」の進撃!樋口、抗議届かず「悔しい」銀メダル

 リオ五輪のレスリングは女子がご存知のように吉田紗保里の五輪
3連覇はならなかったものの伊調馨の五輪3連覇が達成されただけで
なく、登坂絵莉や土性沙羅に川井梨紗子といった若手選手が金を取
れたのは嬉しい事で個人的には吉田と伊調が五輪3連覇に成功して
も若手選手達が金を取れなければ喜べなかっただけに90点ぐらいの
評価はできる。

 アテネから女子レスリングが正式種目になったが通常の6階級から
2階級減らされた4階級でアテネ&北京とも吉田と伊調が金を取って、
伊調千春が銀で浜口京子が銅というパターンが続く。

 前回のロンドンでは伊調千春から小原日登美に変わっただけで、
小原が金を取ったものの年齢的にもリオは厳しかったためリオは
大丈夫かという危惧を登坂らの金獲得で晴らしてくれた。

 問題は男子で女子の階級増の影響から従来の7階級が6階級になっ
ただけでなく得意の軽量級が減らされたため厳しくなると思ったし、
出場枠もグレコ&フリー共々2階級づつしか取れず特にフリーは前回
金を取った65㌔級の出場権を取れなかった事もありヘルシンキ以来
続くメダル獲得が途切れるのではと心配されていた。

 しかし前半のグレコ59㌔級で太田忍が強豪のグループを勝ち進み
決勝に進出して銀メダルを獲得した事から連続メダル獲得のプレッ
シャーから解放され、フリーでも57㌔級の樋口黎が決勝に進出して
銀を獲得するなど4人で2つのメダルを獲得。

 メダルに届かなかったグレコ66㌔級の井上智裕は敗者復活戦で
元世界王者に勝つなど健闘したし、強豪が揃うフリー74㌔級の高谷
惣亮も2勝するなど健闘したと思う。

 現実的な問題として男子の場合は80㌔を越えると出場するだけで
OKという状況だから、メダルを狙えるのは70㌔台から下の3階級しか
ないわけで今回の五輪は今後のロールモデルになるのではないか。

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