初めてのひとり旅

 今から34年前の今日1月14日に私は生まれて初めてのひとり旅を経験した。ひとり旅といっても電車に1人で乗って行っただけなのだが、小学校3年の私にとって初体験の事ではあった。 実はこの年が今年と同じ暦で、まだ成人の日が15日だったので連休となっていた。しかも母親が15日に福岡に買い物に行く予定で福岡に住んでいる小母さんと(2日の夜に泊めてもらった所)話していたのでその小母さんから「どうせなら 14日に私だけ電車に乗せて泊めたら」という電話があり母が ‘かわいい子には旅をさせろ’とばかりに了承したのだ。 そして迎えた14日、地元の駅発の博多駅までの直通電車に乗った。今なら必ず新飯塚という駅で乗り換えるのだが当時は乗換えをしないでいい便があったのだ。 出る前にしっかり母から言われたのが「着いたらホームでじっとしておくように、名店街の方に降りたらダメだからね」と言われ

「絶対に名店街に行ってはダメよ」

とダメを押された。 博多までの電車賃が210円、0番ホームから乗り込み新飯塚でポイントの切り替えのため10分ほど待機。切り替え後に出ると来た方向へ戻っている感覚になる、「オマエが言う事聞かんからウチに戻りよるんぞ」と以前よく言われたところだ。 一緒に乗り合わせたオジさん達と仲良く話して退屈はせずに 1時間半近い旅も無事博多駅に到着する。 問題は博多駅に到着したのだが肝心の小母さんがまだ来てない。 ホームを見渡して誰もいないので少し不安になり母が言った「名店街」のフレーズが頭に浮かび、ついつい降りてしまった。 当然小母さんがいるはずもなく5分ほどしてホームに戻ると心配げな小母さんが私を見つけた。 「あれだけホームから出るな」と言ってたのにどこに行ってた?と聞かれた。小母さん宅に着いて無事到着の電話をしたのだが、「ホームを出た事黙っておいてあげる」と言ってくれていた小母さんがしっかり電話で最初にその旨を報告したので母からやかましく怒られてしまった。 今にして思うと「絶対に○○するな」は言ってはいけないフレーズだと思う。剛速球投手と対戦したとき「高めの球はボールになるから絶対に手を出すな」と言われた選手達がしっかり高めのボールに手を出して三振の山を築かれるシーンで監督が激怒し「あれほど高目を振るな」と言ったのにというコメントを出すのと同じだ。 こういう時は「低目を狙え」でいいのだ。この件で言えば「ホームでじっと待っておけ」でよかったのだ。 それともう1つの教訓、オトナは信用できないという事だった。
 

 なお明日は東京日帰り旅行です、所属しているdhkの50周年パーティーに出席するのですが6:50の便に乗るため4:00起床。こちらへの到着予定は1:30です。

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コメント
 
 
 
Unknown (taro)
2007-01-15 17:08:09
名店街というのは何かいかがわしい店が立ち並んでる所なんですか?(^^;

明日は東京なのね~。そちらへの到着予定の1:30って深夜?
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-01-15 22:39:43
>taro様
 いえいえ単なる商店街ですよ、土産物や食事をする所です。
 現在22:40空港のインターネットブースでレス書いてます。
 
 
 
Unknown (まみ)
2007-01-16 17:58:24
「黙っといてあげる」といって喋ってるおばさんがよいですw トホホホですね^^;
こういうときの大人はアテにならんもんです(笑)。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-01-16 20:00:52
>まみ様
 これ以降も同じように「黙っておく」と言われながら両親にバラされた事がちょくちょくありました。
 
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