ウルトラマンネクサスに登場する防衛組織TLTダムの底にある
フォートレスフリーダムといわれる基地で戦闘チーム・ナイトレー
ダーの戦闘機・クロムチェスターはカムフラージュされたダムから
発進する。
円谷作品の防衛チームの中で基地が秘匿されているのはセブンの
ウルトラ警備隊やガイアのXIGあたりで、他のチームは意外に目立
つ形の方が多いのが実情だ。
もっともセブンに登場する地球防衛軍極東基地の場合は隊員達が
‘富士山の麓のウルトラ警備隊'などと場所を堂々と子供に伝えて
いたり、3話のピット星人から始まって基地内に侵入を許したりと
機密性に拘っているとは決して言えない状態で昭和特有の緩さが
ある。
一方のXIGやTLTの場合は機密性に拘っているのでガイアでは
TV局のKCB、ネクサスでも根来甚蔵のようなマスコミが存在を
暴こうとする動きが出てくる。
もっともXIGの場合は破滅招来体の襲撃が始まると当然ながら
反撃するため嫌でも存在を知られる事になった。
その点TLTの場合は当初ビーストは等身大での登場で戦闘機の
クロムチェスターも隊員達を現場まで運ぶ存在だったしオプチカル
カムフラージュを施していたので一般人からは気付かれずに済んで
いた。
更にホワイトスイーパーといわれる証拠隠滅グループまである
わけだから機密性は歴代防衛組織の中でも最高だろう。
ただし来訪者のポテンシャルバリアが弱ったため人口密集地の中
にも後半は巨大化したビーストが出現し始めた事から、嫌でも組織
の存在は一般市民から知られてしまうのだが。