‘遊びの野球’の復権を

 以前から記しているように我が家の息子達が最近 野球に興味を持ち
家の前でゴムボールを使ってキャッチボールやバッティングのマネ
事をしている。

 そこでボーイズリーグでプレーしている高校時代の後輩の兄弟が
カットに来た時に、待っている子に‘ちょっと息子達に野球を教えて
やって’と言うと‘こんな狭い坂道で野球ができるんですか’と驚
かれたので、最近の遊びの野球が廃れている事を実感した。

 我々が子供の頃はボールやバットがなくても紙屑をガムテープ
やセロテープでグルグル巻きにしてボールにし、バットも ほうき
やそこらにある棒きれを使って遊びの野球をしていた。

 また塁間ぐらいの距離でキャッチボールをしている間に盗塁を
する‘盗塁'という遊びもあるなど、まともにルールを知らなくて
も野球に親しめていたのだが息子達は盗塁の遊びも知らなかった
のだ。

 たしかに硬球や軟球は当たったら危険なのだが、ゴムボールや
紙屑ボールは危険ではないし金もかからないのだから流行させれ
ばいいのに最近では‘野球は9人いないとできないしボールとグ
ローブにバットが絶対に必要'という考えに取りつかれていると
しか思えない。

 何の競技でも取っ掛かりは遊びから始まるのだが、現在の状況
なら野球の場合は習い事の延長のような形で始める事になる。

 何事も遊びから始めれば楽しいし辛い場合は辞める事も可能だが、
習い事になると遊び感覚ではダメだし金がかかっているので辞める
に辞められず窮屈になるし試合では勝利至上主義が横行しやすく
なるのが実情だ。

 そういう事を考えると少子化の現在、底辺を広げる事が大事な
のだから野球関係者も先述した遊びの野球を流行らせるようにし
ないといけないのではないだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 2014夏の甲子... 裏道ドライブ... »
 
コメント
 
 
 
シピンに田淵に加藤秀司に森本潔のカード(^^)懐かしい☆ (なにわのヒバゴン)
2014-08-16 00:03:52
なるほど(^^)そう言えば遊びの野球を公園や路地で楽しんでいる子供たちを最近見掛けませんね。少子化の影響とインドア遊びが主流なのも大きいと思います。が、伸び伸びとゴムボールや棒切れ(玩具屋で売られているビニール製のバットでも可)を媒体にして仲間とワイワイと野球もどき(^^)で遊び友情をも育んで欲しいです。かく言う私も春夏休みは高校野球を見つつも近所の仲間(学年の域を越えて)と野球‘ごっこ’に明け暮れてました。遊んだ後は駄菓子屋に寄ってカルビープロ野球スナックと瓶のファンタ(或いはスコールやセブンアップ)を飲み食いするのが楽しかったなあ。小学生当時の甲子園の記憶が断片的なのはそんな日常だったからなんですね。大阪や近畿勢の試合は自ずと見るが、遠方(或いは無名)のチーム同士の試合は見ずに外で‘ストレス発散!’。。。とにかく習う野球よりも遊び感覚の野球大賛成!子供に戻れるならまたやりたいですよ(笑)好きこそ物の上手なれ!上手く言ったものです\(~o~)/☆
 
 
 
やはり楽しくないと (こーじ)
2014-08-16 23:27:08
>なにわのヒバゴン様
 意外にサッカーのサーキットトレーニングは楽しいものですが、野球のサーキットトレはキツイだけなのですよね。

 それを考えると楽しく体力を付けながらやる方法を
考えないと競技人口の減少問題になりますからね。

 だから稽古事の延長で始めた子は下手するとドロップアウトしやすいし、遊びの延長で始めた子の方が長続きするようですよ。

 
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。