稀勢の里が休場、右足親指の負傷 綱獲りから一転カド番(スポニチ) - goo ニュース
先場所 両横綱に勝って13勝2敗の成績を残した大関・稀勢の里の綱取りが
期待された今年の大相撲初場所は、千秋楽に1敗の鶴竜が本割で白鵬に勝って
決定戦に持ち込んだものの決定戦では白鵬が自力の違いを見せて28度目の
優勝を飾った。
最大の目玉だった稀勢の里の綱取りは5日目までに2敗を喫して早くも絶望と
なっただけでなく、その後も気持ちが切れたのか精彩のない相撲が続いて12日
目に琴欧州に敗れた一番で右足を痛めたようで そこから優勝争いをしている
白鵬・鶴竜に敗れて3連敗し千秋楽は休場するハメになった。
綱取りどころかカド番転落という泣きっ面にハチ状態となったわけだ。
それに対して初土俵から6場所目で幕内での2桁勝利を挙げた遠藤が注目を
集め稀勢の里が苦杯を喫した琴欧州に対しても わざと遅れて立って勝つなど
工夫した取り口で勝つなどクレバーさがあるので将来が大いに期待できる。
力士寿命が伸びてはいるものの稀勢の里が今の調子で横綱に昇進したとしても
綱取りの頃がキャリアのピークで昇進後に下り坂になる可能性が高いのに対して、
遠藤が このままの勢いで順調に強くなっていけば むしろ稀勢の里よりも先に横綱
昇進も考えられるし昇進後も楽しみが残る。
もはや日本人横綱の本命は遠藤で稀勢の里の場合は‘運がよければ’ぐらいの
目で見ていた方が応援する我々にも精神衛生上いいし、本人にも無用のプレッ
シャーをかけずに済むのではないかと思ってしまう。