学科試験の合格とコンクール初3位から40年

　今から40年前の今日83年11月14日に行われた理容コンクールの
ワインディング部門で初入賞したのだが、同時に10月11日に受け
た国家試験の学科の合格が分かり二重の喜びとなったのだ。

　理容師の国家試験後期の学科試験は10月11日に行われ合格発表
は11月14日の10：00過ぎに理容学校に合格者の番号が張り出され
るのだが、この日は研究団体のコンクールが行われており人形の
頭ウィッグにパーマのロットを巻くワインディング部門に出場が
決まっており終了後に理容学校へ発表を見に行く事にしていた。

　以前も記したようにワインディングは決められた数以上のロッ
ドを通常なら25分以内で巻き上げるのだが、今回のコンクールは
20分以内で巻き上げるわけだ。

　25分に慣れたペース配分を20分に戻さないといけないので大変
だったのだがワインディング部門はジュニア部門で理容師免許を
習得すると出場資格を失うため、流れからいって今回が最後のワ
インディング部門の出場となったのだから失格だけは避けたかっ
たのだ。

　ワインディングは最初の種目なので10：00から行われ終了した
後に審査が終わってから作品を回収すると、地下鉄で博多駅から
理容学校最寄りの天神まで行き国家試験の合格者の受験番号が張
り出された掲示板に目をやると合格していたのだ。

　師匠に報告するべくコンクール会場に戻ると審査員の先生から
‘おめでとう、よかったね’と言われたので‘ありがとうございます’
と答えたものの‘まだ合格の報告してないのに’と思っていたらワ
インディングで3位入賞していたとの事。

　師匠に学科試験の合格を報告すると‘オマエ3位入賞しとったぞ’
と教えてくれたわけで、国家試験の学科試験合格とワインディン
グ3位入賞という両方嬉しい事があった日となった。