21日にWOWOWでのOAが終了したウルトラマンタロウで印象に
残ったのは33&34話のテンペラー星人編で、ウルトラ兄弟達が人間
体の姿で登場した事。
ハヤタの黒部進やダンの森次晃嗣に郷秀樹の団次郎、北斗星司の
高峰圭二といった面々がウルトラ兄弟コスチュームを着用し海辺で
シャンペンで乾杯しながらバーベキューを楽しんでいた。
それだけでなく唯一 人間体がないゾフィまでが竜崎勝演じる宇宙
権威の第一人者で、テンペラー星人の存在を認知していた大谷博士に
憑依してZATの隊員達に憑依した他の兄弟と共にタロウを見守るとい
う展開だった。
一方でウルトラの母はペギー葉山演じる緑のおばさんとして登場
しており、東光太郎の死んだ母とそっくりという設定だった。
最終回で光太郎にサメクジラから白鳥船長が乗ったタンカーが襲撃
され船長が犠牲になる夢を見せ‘もうすぐ人生を大きく変えてしまう
出来事が起こる’と告げたり、光太郎が返却したウルトラバッジを受
け取ったりするシーンはウルトラの母の姿より人間体の方がしっくり
来る。
余談ながらペギー葉山の夫・根上淳は帰ってきたウルトラマンの
防衛チームMATの2代目隊長・伊吹竜として出演しているので、夫婦
でウルトラに出演したという事になるだろう。
やはり登場キャラに人間体があるというのは親しみを感じるものだ。