ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
智弁和歌山が おかしい
94年に選抜優勝してから02年の選手権準優勝まで驚異的な打力を武器に 34勝7敗で選抜優勝1回・準優勝2回、選手権優勝2回・準優勝1回をはじめ
輝かしい一時代を築いた智弁和歌山が02年の選手権準優勝以来ペース
ダウンしている。
ちなみに03年選抜・08年選抜&選手権はベスト8で06年選手権はベスト4
という成績を含めて16勝11敗とペースダウンしているし初戦敗退も3度が
あるのだ。
まぁ3度の初戦敗退のうち05年:青森山田の柳田、07年:仙台育英の佐藤
由規に今年も成田の中川と大会での注目の好投手に やられたので仕方
ないとは思うし、06年は八重山商工の大嶺を打ち込み帝京には大会史上に
残る13-12での再逆転サヨナラ勝ちという死闘を演じるなど見せ場は作って
いる。
とはいえ00年夏のベスト8で好投手・香月を擁する柳川から2-6とリード
された8回裏に3ランを含む2本のHRで追いつき延長でサヨナラ勝ちした凄
みが最近の智弁から感じられない。
例えば09夏は3回戦で都城商に1-4で完敗したのだがチーム作りが佳境
を迎える5月に新型インフルエンザの影響で近畿勢は対外試合ができな
かったという特殊事情だろうとは思っていた。
ところが今年の選抜では優勝した興南相手に10安打を放ちながら2-7で
完敗しているし、夏も成田よりも多い6安打を放ちながら1-2での敗退と
‘リードを奪っていても いつかはやられる’という雰囲気がない。
ベースボールマガジンの高校野球特集号を見ると一番悔しがっているのは
選抜で興南に負けたときに‘島袋から10安打打ったので夏が楽しみ’と言っていた監督。
選手達は‘甲子園で終われてよかった’というコメントをしていたようで、
ある意味 甲子園出場で燃え尽きた感じなのだ。
そういえばNumberの高校野球特集で高嶋監督は前記した00年夏のベスト
8の柳川戦で逆転勝ちした試合を‘チームの旬’という言葉で表していた。
‘5年か10年の旬の期間は強い、PLや箕島も然りで出場したら勝つ。
あの試合もうちが旬にあったので逆転できた’というもの。
そういえば春夏連覇をした学校は作新学院・中京大中京・箕島・PL学園・
横浜に今年の興南の計6校あるが、それから優勝したのは06選抜の横浜と
昨夏の中京大中京の2例で なかなか勝てない時期が続く傾向が強い。
智弁も00選抜準優勝、選手権優勝だから ほぼ春夏連覇したチームに
なっているのを考えると、そろそろ高嶋監督の言う‘旬’を過ぎたのかもしれ
ない。
智弁のバッティング練習はストレートと変化球を投げる投手とマシーンの
4箇所で打ち、特にストレートのマシーンの設定スピードは155㌔。
これを1人が1時間半ほど竹のバットで打ち続けるというのだが、あまりに
速い球をマシーンで打っているとミートポイントが前になるのでギリギリまで
引き付けて打たないと凡打する最近はやりの2シームやカットボールにチェン
ジアップなどを攻略しづらいのかもしれない。
ただ智弁ほどの攻撃力を持ったチームは華があるので、好投手との対戦
が毎年楽しみなチームだ。
再び あの豪打が復活して欲しいと切に思っている。
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今年、成田高校に敗れた後に監督は生徒をかなり叱ったらしいです。
予選を突破して満足している生徒と、かなり温度差がありそうですな。
それにしても智弁和歌山からプロ入りした選手は伸びませんなぁ~。
私も柳川の負けは香月がマメを潰したのが原因だと思ってます。
とはいえ そういう幸運に恵まれるのも強い証拠でも
ありますけどね。
いくらマメを潰していたとはいえ3点差で2アウト1・2塁から6番が同点3ランを打つとは思えませんでしたからね。
あの6番からHRさえ打たれなければ大丈夫だと思っていただけに衝撃的でした。
智弁和歌山はプロ入りするような選手は取らないの
かもしれませんね。
なにせ学年に10人ですから将来プロで活躍しそうだが高校生活中にブレイクしそうもない選手は取らないようですよ。
だから高校野球でのいい選手ばかりが入ってプロ入りすると意外にダメだったというパターンが多いのではないでしょうか。
アクシデントも勝負のアヤの1つだと個人的には考えてます。
相手のアクシデントに恵まれても生かせない事には
ダメですので。