ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ホームランが減った?
佐賀北の優勝で幕を閉じた今年の夏の甲子園だったが、注目
したいのがホームラン数が24本だった事。
昨年は60本だったので半分にも満たない。
基本的に日本のマスコミは、1点づつコツコツと取っていく
のを好むため、ホームランをややもすると疎んじる傾向が強い。
昨年など60本も出たのに対し、「バッティングレベルが上がっ
た」と評価してもいいはずなのに「野球が乱れている」という
論調が多数を占めた。
実際逆転につぐ逆転の見事な攻防だった智弁和歌山ー帝京戦の
評価は低く、1-1で引き分けた早実-駒大苫小牧戦の方が「球史
に残る好ゲーム」といった扱いなのだ。
ホームラン数が半分以下に減った理由として飛ばないボールを
今年から使用したというのが一般的だが、私の考えは違う。
昨年と今年の大会でのデッドボールが昨年は98なのに対し、今
年は125と30個近く増えているのだ。
因みにフォアボールは昨年が276で今年は291と15増えている。
近年最もホームラン数が少なかった大会は、常総学院が優勝し
た03年で13本。ただしデッドボール数は多かった。
このデータを見ると分ってくるのがイマドキの高校野球は筋力
トレーニングなどでパワーアップしているので、抑えるには胸元を
攻めるしかない。
胸元を攻めて仰け反らせ、外を攻めるなどしないと最初から外
一辺倒では踏み込まれて持っていかれてしまう。
ただし高校生のコントロールの精度では、胸元を厳しく狙えば
狙うほどデッドボールの可能性が高くなる。
だからデッドボールが増えるとホームランは減少するのだ。
ただ高校野球のパワーアップの傾向は変らないと思う。
なぜなら甲子園の常連校は日々研究を重ねているので、92年に
ラッキーゾーンが撤去された時に「ホームランが2桁行くだろうか
?」と言われたにも拘わらず、14本のホームランが出て翌93年に
は21本に増えた。
それから13年後の06年には60本である、条件は変らないのに。
だから飛ばないボールを導入したところで、一時は減少しても
数年後には量産体制に入るのは確実だ。
しかも92年の西日本短付と03年の常総学院を除いて、優勝校は
必ずホームランを打っている。
つまりバントや小技が使えるのは当たり前、ホームランを打て
ないチームの優勝する確率はかなり厳しくなるという事なのだ。
だからこそ、それを防ぐためにデッドボールが増えるのだ。
もはや高校野球は、高野連のお偉方やノスタルジックなマスコ
ミの理想からかけ離れた存在になっているのに気付かないといけ
ないだろう。
したいのがホームラン数が24本だった事。
昨年は60本だったので半分にも満たない。
基本的に日本のマスコミは、1点づつコツコツと取っていく
のを好むため、ホームランをややもすると疎んじる傾向が強い。
昨年など60本も出たのに対し、「バッティングレベルが上がっ
た」と評価してもいいはずなのに「野球が乱れている」という
論調が多数を占めた。
実際逆転につぐ逆転の見事な攻防だった智弁和歌山ー帝京戦の
評価は低く、1-1で引き分けた早実-駒大苫小牧戦の方が「球史
に残る好ゲーム」といった扱いなのだ。
ホームラン数が半分以下に減った理由として飛ばないボールを
今年から使用したというのが一般的だが、私の考えは違う。
昨年と今年の大会でのデッドボールが昨年は98なのに対し、今
年は125と30個近く増えているのだ。
因みにフォアボールは昨年が276で今年は291と15増えている。
近年最もホームラン数が少なかった大会は、常総学院が優勝し
た03年で13本。ただしデッドボール数は多かった。
このデータを見ると分ってくるのがイマドキの高校野球は筋力
トレーニングなどでパワーアップしているので、抑えるには胸元を
攻めるしかない。
胸元を攻めて仰け反らせ、外を攻めるなどしないと最初から外
一辺倒では踏み込まれて持っていかれてしまう。
ただし高校生のコントロールの精度では、胸元を厳しく狙えば
狙うほどデッドボールの可能性が高くなる。
だからデッドボールが増えるとホームランは減少するのだ。
ただ高校野球のパワーアップの傾向は変らないと思う。
なぜなら甲子園の常連校は日々研究を重ねているので、92年に
ラッキーゾーンが撤去された時に「ホームランが2桁行くだろうか
?」と言われたにも拘わらず、14本のホームランが出て翌93年に
は21本に増えた。
それから13年後の06年には60本である、条件は変らないのに。
だから飛ばないボールを導入したところで、一時は減少しても
数年後には量産体制に入るのは確実だ。
しかも92年の西日本短付と03年の常総学院を除いて、優勝校は
必ずホームランを打っている。
つまりバントや小技が使えるのは当たり前、ホームランを打て
ないチームの優勝する確率はかなり厳しくなるという事なのだ。
だからこそ、それを防ぐためにデッドボールが増えるのだ。
もはや高校野球は、高野連のお偉方やノスタルジックなマスコ
ミの理想からかけ離れた存在になっているのに気付かないといけ
ないだろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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死球が増えたのも納得できます。もしも高校野球が木のバットだったら・・・まだホームランが少ないかもしれませんね。
メジャーのスカウトが日本人選手のホームラン数を見る時はかなり削って計算するらしいですね。
しょせん金属バットでの記録ですからMLBのスカウトが
削って計算するのは当然です。
甲子園大会だけでも木のバットで試合させるしかないでしょう。
まぁ打球を遠くへ飛ばすのは選手の本能ですから、いくら規制しても元の木阿弥ですけどね。