【EURO2016】C・ロナウド、アイスランドの戦術に「ムカつく」、「器が小さい」と苛立つ
6月12日早朝に開幕したUEFA EURO 2016のグループステー
ジ第1ラウンド12試合が日本時間の今朝終了した。
グループAは開催国のフランスがルーマニアに、スイスがアルバ
ニアに1-0で勝って勝ち点3スタート。
グループBは初出場のウェールズが2-1でスロバキアに勝った
のに対し、イングランドはロシアからロスタイムで追い付かれ1-1
の引き分けでウェールズが勝ち点3を上げイングランドとロシアが
勝ち点1で続く。
グループCはドイツがウクライナに2-0、ポーランドが北アイル
ランドに1-0で勝ちドイツとポーランドが勝ち点3スタート。
グループDはスペインがチェコをクロアチアがトルコを共に1-0
で破り勝ち点3スタート。
グループEはイタリアがベルギーに2-0で勝ったのに対しアイル
ランドとスウェーデンは1-1で引き分け、勝ち点3のイタリアが
1位でアイルランド&スウェーデンは勝ち点1で並ぶという展開。
グループFはハンガリーがオーストリアに2-0で勝ち、ポルトガ
ルは初出場のアイスランドと1-1の引き分けという形になった。
結果的に12試合中引き分けは3試合なのだが最も差が付いた試合
でも2点差で、最も得点した試合でも2点なのだから参加国が24に
なっても全体のレベルは下がってないというのが分かるし初出場の
アイスランドがポルトガル相手に引き分けたのには驚いた。
グループステージ第1R最大の注目カードはイタリア-ベルギー
戦で、世界ランク2位まで上がった黄金世代を擁するベルギーがイ
タリア伝統のカテナッチョを崩せずに0-2で敗れた試合は老獪な
実利主義のイタリアと強くなったとはいえ まだまだ経験不足のベル
ギーというキャリアの差が出たという事だろうか。
一方 先述したようにアイスランドが強豪のポルトガル相手に先制
されたものの追い付いて引き分けに持ち込んだ試合はCロナウドが
‘彼らはサッカーをしてない'と言っていたものの準優勝経験のある
相手に初出場の国が引き分けに持ち込もうとするのは常套手段だか
ら、それを崩せなかったポルトガルが物足りないのだがオランダや
トルコと同じグループで2位通過したのがフロックでないのは確か。
今大会から枠が24に増えたため、これまでの2位までだけでなく
グループステージ3位の国4カ国にも決勝ラウンド進出のチャンスが
ある。
とりあえず3位に入るには最低でも勝ち点3が目安だろうが1勝
2敗よりも3分の方が得失点差では有利になるわけで、アイスランド
がグループで最も強そうなポルトガル相手に1-1と得点しての引き
分けというのは大きな勝ち点だろう。
一方で初戦で敗れた国は次の試合は絶対に負けられないし特に北
アイルランドやスロバキアは最終戦がドイツやイングランドという
事からウクライナやロシアには勝たなければ敗退は確実だし、アル
バニアやトルコにオーストリアなども強豪のフランス・スペイン・
ポルトガル相手とはいえ最悪引き分けでの勝ち点1を上げなければ
ならない。
2敗した時点で敗退決定なのだから出場国のサバイバル戦という
趣きもある第2ラウンドが今夜から始まる。