2013選抜高校野球,第6日

山形中央が初勝利=常葉菊川、県岐阜商も3回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

  今日の注目は第1試合の報徳学園-常葉菊川戦。

 近畿大会で大阪桐蔭に勝った報徳学園だがエースの乾を菊川のフルスイング
打線が どう攻略するかだが、報徳が大会初戦なのに対し菊川は2試合目という
のも試合のアヤになるかもしれない。


 ちなみに報徳が優勝した02年も6日目の第1試合だったのだが両監督とも
現役時代と監督としても甲子園でも優勝経験がある。


 第2試合は履正社に勝った岩国商に対し3度目の出場で甲子園初勝利を目指す
山形中央が挑む。


 第3試合は東海大会優勝の県岐阜商と関東大会準優勝の花咲徳栄だが36年
ぶりの選抜勝利を目指す古豪の岐阜商が強打の徳栄打線をどう抑えるか。


 第1試合:報徳学園 3-4 常葉菊川

 2回に報徳は4番が四球で出塁するとバントとパスボールで1アウト3塁から
6番のタイムリーで先制すると菊川も4回に1番と3番の長短打で追い付く。


 4回に2アウト2塁のチャンスを逃した報徳は7回に5番と7番のPHの短長打で
1点勝ち越し迎えた8回に菊川は7番が死球で出塁すると8番がヒットでつなぎ
1アウト後1番が四球で満塁から2アウト後3番がショートのやや横を破る
2ベースで走者一掃し4-2と逆転。


 報徳も5回から登板した堀田を攻め8回に1アウトから1番がヒットで出塁する
ものの2番のエンドランがフライになって併殺、9回も3番の2ベースと四球に
バントで1アウト2・3塁から6番のライトフライで1点返すものの送球が逸れた
のを見た2塁ランナーが
3塁をオーバーランしたところを しっかり投手がバック
アップして刺し試合終了。


 8回に1点のビハインドから先頭打者の死球でバントを一切使わず強打で押し
切った菊川の攻撃は見事だったし、それで流れを手放した報徳が2イニング続
けて走塁ミスで墓穴を掘った内容だった。


 第2試合:山形中央 6-2 岩国商

 4回まで毎回の5安打を放ちながら併殺などで得点できなかった岩国は5回に
3ベースで出塁した8番を1番のスクイズで先制する。


 ところが山形はその裏に先頭の6番がヒットで出塁すると7番のバントが内野
安打になりノーアウト1・2塁から8番・9番の連続3ベースで逆転すると6回にも
ヒットで出た4番をバントで送り6番の2ベースで4-1とリードを広げる。


 6回にノーアウト1塁から1・2塁間の2塁ゴロで一気に3塁を狙って刺された
岩国は7回に7番が歩き8番のヒットとバントで2・3塁から1番のタイムリーで
1点を返すが後続を絶たれ8回の1アウト1・2塁も得点できず、その裏2アウト
から8番・9番に2ベースと3ベースを打たれて1点を失うと更にバントヒットを
狙った1番の打球を3塁手が空く送球して決定的な6点目を失い勝負あり。


 ヒット数は山形11本に対し岩国は毎回の13本放ったが2番・5番・7番・9番が
ノーヒットと打順によって好不調が激しく結果的に打線がつながらなかった。


 反面4回まで1安打だった山形が5回に連続3ベースが出るなどランナーを
置いて効果的な長打が出たのも大きく長打力の差が明暗を分けた形にも
なった。


 第3試合:県岐阜商 8-3 花咲徳栄

 2回に岐阜は四球とバントヒットで出たランナーを送り1アウト2・3塁から8番の
2点タイムリーで先制すると2アウト2塁から1番のタイムリーで3点を先行。


 3回に1アウト2塁から5番の4回には2アウト2塁から1番のタイムリーで着々
と加点する岐阜に対し徳栄も2回に3ベースで出塁した5番を内野ゴロで返すと
4回には4番のHR、6回にはエラーで出塁した4番を6番の3ベースで返して
2点差に追い上げる。


 しかし岐阜は7回に2アウトから2ベースと死球で1・2塁から相手エラーで
貴重な追加点を挙げると8回にも9番・2番のタイムリーで2点を追加し快勝。


 効果的にバントを決めた岐阜商の試合運びの巧さに対しヒット5本中3本の
長打を打ちながらランナーを置いては1回のみだった徳栄の違いが出たの
だが、6回に3ベースで2点差に詰め寄りながら1アウト3塁で もう1点入って
おけば終盤もつれた可能性もあったので、そこを抑えた藤田の投球が勝敗を
分けた形だろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 2013選抜高校... ザック・ジャ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。