日本、ヨルダンに苦杯=出場決定は持ち越し―サッカーW杯予選(時事通信) - goo ニュース
日本時間の昨日深夜にアンマンで行われた2014ブラジルW杯アジア最終
予選のヨルダン戦で日本は前半の終了間際にCKから失点すると60分にも
カウンターから2点目を失い、69分に香川が決めて1点差に追い上げたものの
直後にもらったPKを遠藤が失敗し1-2で敗れ最速でのW杯出場決定はなら
なかった。
試合前にオーストラリアがホームでオマーンと2-2で引き分けたため引き分け
でもW杯出場が決まる一戦となったヨルダン戦だったが、前線でキープ力がある
本田圭佑と左サイドの突破力がある長友佑都を欠く日本は前半は再三チャンスを
掴んだものの前田のシュートがクロスバーを叩くなど得点できず。
いい流れだった前半で先制していれば一気に日本ペースとなったのだが決め
切れなかったので前半終了間際の1失点に繋がったわけで、サッカーではよく
ある話。
昨年6月にホームで大勝したヨルダンだったのでメディアは‘最速での出場権
獲得へ’と既にW杯出場権を獲得したような雰囲気になっていたのだが、試合
前にホームのオーストラリアがオマーンと引き分けたので日本に勝てば2位
浮上となるヨルダンのモチベーションは高く 更にホームでは無敗でオースト
ラリアにも勝っている自信があった。
97年のフランスW杯最終予選でアウェーでは全敗だったカザフスタンはホーム
で日本だけではなく韓国とも引き分けUAEには3-0で快勝しているのを思い
出したのだが、アウェーで弱くてもホームではめっぽう強いチームが必ずある。
しかもヨルダンとはアジア杯で2試合とも苦闘の末引き分けているから決して
侮れる相手ではなかったわけだし、ホームで戦った時に‘オマーン・ヨルダンと
連勝してスタートしなければ’という切迫感があった中での大勝ちが今回の
‘引き分けOKだから’というムードになったのかもしれない。
とはいえ残り2試合で勝ち点1を積み上げれば出場権獲得となるのだから
パニックになる必要はないし自信を失う事もないだろうし、大独走して最速で出場
権を獲得して実力を下手に過信するよりも今回の負けを いい薬にすればチーム
が成長する最高の糧になると思うのだ。