ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ジャイアンツが他球団から選手を集める理由Vol・1
最近野球好きのお客さん達から‘何でジャイアンツはいつも
他所から選手を連れて来るかね?何で自分の所で育てんのやろ
うか?’という話をよく聞く。
FA制度が導入されて以来、ジャイアンツが獲得した他球団の
主力選手は群を抜くのでよく目立っている。
しかも獲得したのはいいが、使いこなせずに潰してしまうケ
ースの方が多いためよけい目立つのだ。
ただジャイアンツにもそれなりの理由がある。
これを3回にわたって説明したいと思う。
FA制度導入以後が目立つのだが実は川上哲治監督が率いていた
V9時代からこういう事はよくあったし、昭和20年代後半に南海の
エースだった別所毅彦を引き抜いたりもしている。
特にV9時代は王貞治、長嶋茂雄の3,4番の後ろを打つ5番が不在
だったので高倉照幸や関根潤三、桑田武、森永勝也などを獲得し
ていた。
ただし当時のジャイアンツはシステマチックな野球を徹底して
いたので歯車になれる黒江や森、国松ら生え抜きの選手達の方が
一日の長があり、前チームで主力として好き勝手やってきた移籍
組の選手達は前チーム所属時から成績を落とすのが定番だった。
面白いのが94~96年まで所属していた落合博満が‘オレも4チー
ム渡り歩いたけどジャイアンツの2軍ぐらい練習しないチームも
珍しい’と著書に書いていた。
つまりジャイアンツの2軍選手の待遇は12球団で1番なのだろう。
入団した選手にとってジャイアンツ入団が野球人生のゴールに
なってしまった者達がかなりいるはずだ。
入団した時点で燃え尽きている選手が多いのでレギュラーを目指し
て猛練習するという意識は薄いしタニマチのような後援者からオイ
シイ目にあっているのは十分予想できる。
こういう環境では1軍のレギュラーを目指そうという気にはなら
ないだろう。
若手が育つと評判の広島などは合宿所の隣に24時間稼動OKの室内
練習場があるし、年俸もジャイアンツとは比べものにならないので
2軍選手は遊びに行きたくても遊ぶ金がないので暇つぶしに練習する
という。
MLBのマイナーでもしかり、やはり1軍のレギュラー以外は恵まれて
いたらロクな事がないのだ。
2軍が練習しないので1軍の選手が安閑としている、そうなるとレギ
ュラー組までが堕落してしまう。
そこで球団としては他所からいい選手を連れて来てレギュラー達に
刺激を与えざるを得ない。
しかも悪い事にジャイアンツ以外のチームは基本的に赤字経営なので
年俸が上がった選手に支払額の限度を越えると毎年黒字になっている
ジャイアンツに年俸でもめている主力選手を与えてしまうのでジャイア
ンツサイドからみれば必要のない選手でも取ってしまうのだ。
そういう意味では日本プロ野球の構造的な欠陥がこういう事態を引き
起こしているようだ。
いわゆるジャイアンツが一人勝ちしていたので他球団はジャイアンツ
におんぶに抱っこ状態なのである。
他所から選手を連れて来るかね?何で自分の所で育てんのやろ
うか?’という話をよく聞く。
FA制度が導入されて以来、ジャイアンツが獲得した他球団の
主力選手は群を抜くのでよく目立っている。
しかも獲得したのはいいが、使いこなせずに潰してしまうケ
ースの方が多いためよけい目立つのだ。
ただジャイアンツにもそれなりの理由がある。
これを3回にわたって説明したいと思う。
FA制度導入以後が目立つのだが実は川上哲治監督が率いていた
V9時代からこういう事はよくあったし、昭和20年代後半に南海の
エースだった別所毅彦を引き抜いたりもしている。
特にV9時代は王貞治、長嶋茂雄の3,4番の後ろを打つ5番が不在
だったので高倉照幸や関根潤三、桑田武、森永勝也などを獲得し
ていた。
ただし当時のジャイアンツはシステマチックな野球を徹底して
いたので歯車になれる黒江や森、国松ら生え抜きの選手達の方が
一日の長があり、前チームで主力として好き勝手やってきた移籍
組の選手達は前チーム所属時から成績を落とすのが定番だった。
面白いのが94~96年まで所属していた落合博満が‘オレも4チー
ム渡り歩いたけどジャイアンツの2軍ぐらい練習しないチームも
珍しい’と著書に書いていた。
つまりジャイアンツの2軍選手の待遇は12球団で1番なのだろう。
入団した選手にとってジャイアンツ入団が野球人生のゴールに
なってしまった者達がかなりいるはずだ。
入団した時点で燃え尽きている選手が多いのでレギュラーを目指し
て猛練習するという意識は薄いしタニマチのような後援者からオイ
シイ目にあっているのは十分予想できる。
こういう環境では1軍のレギュラーを目指そうという気にはなら
ないだろう。
若手が育つと評判の広島などは合宿所の隣に24時間稼動OKの室内
練習場があるし、年俸もジャイアンツとは比べものにならないので
2軍選手は遊びに行きたくても遊ぶ金がないので暇つぶしに練習する
という。
MLBのマイナーでもしかり、やはり1軍のレギュラー以外は恵まれて
いたらロクな事がないのだ。
2軍が練習しないので1軍の選手が安閑としている、そうなるとレギ
ュラー組までが堕落してしまう。
そこで球団としては他所からいい選手を連れて来てレギュラー達に
刺激を与えざるを得ない。
しかも悪い事にジャイアンツ以外のチームは基本的に赤字経営なので
年俸が上がった選手に支払額の限度を越えると毎年黒字になっている
ジャイアンツに年俸でもめている主力選手を与えてしまうのでジャイア
ンツサイドからみれば必要のない選手でも取ってしまうのだ。
そういう意味では日本プロ野球の構造的な欠陥がこういう事態を引き
起こしているようだ。
いわゆるジャイアンツが一人勝ちしていたので他球団はジャイアンツ
におんぶに抱っこ状態なのである。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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感」を抱く選手というのは多いと思います。
それに加えて2軍選手の待遇、主力級選手の堕落など
ジャイアンツにも様々な事情があったのですね。
やはり2軍選手には「1軍に上がって、そこで活躍を
してこそ」という根本的な意識が無いとですね。
よく世間から「金でいい選手ばかり取る」と言われて
いる巨人ですが、資金面などからも日本プロ野球界の
問題あってのものなのでしょう。
2軍選手への待遇を一新し、若手の台頭がよくなれば
巨人サイドの考え方も変わるでしょうし、プロ野球界の方々もこの悪循環に取り組んでくれるかもしれませ
んね。やっぱり生え抜きの方が面白いです。
巨人の星でも‘入団がゴールではなく1軍のレギュラーになって活躍して1人前’とメフィラスじゃなかった星一徹は入団が決まった飛雄馬に言います。
こういう意識を持って入団した選手がどれだけいるでしょうかね。