世界相手に勝負しない‘日本人1位’に何の価値がある!

マカウが初優勝=藤原が日本勢最高の4位―福岡国際マラソン(時事通信) - goo ニュース

 来年の世界陸上の選考会を兼ねた福岡国際マラソンが今日 行われ
元世界記録保持者のパトリック・マカウが2:08:22のタイムで初優勝
した。

 レースは終盤に入ってアジア大会金メダリストのセルオド・バト
オチルが何度も仕掛けるのだが、それにマカウやラジ・アセファが
対応し競り合った結果38㌔地点でマカウが抜け出して引き離し膝の
ケガから1年8ヶ月ぶりの復帰戦を飾った。

 日本勢は33歳の藤原正和が2:09:06で4位に入ったのが最高で、
期待の中本健太郎は12位に終わった。

‘ミスター入賞’の中本が33㌔過ぎから遅れ始め2時間10分も切れず、
トラック上がりの宇賀地強も38㌔過ぎからのペースアップに付いて
行けずに9位という結果だからお決まりの惨敗だ。

 世界陸上の選考会という形で行われる事から海外の強豪に勝負を
挑むというより日本人の中で1位に入り出場権を獲得しようという
消極的なレース運びにはガッカリだし、それでも8分を切るならば
仕方ないのだが復帰戦のマカウに勝負を挑まず日本人のトップ争い
に汲々とする姿に日本マラソンの低迷ぶりが分かる。

 しかも4位の藤原が33歳でエース格の中本も32歳と生きのいい
若手が出てきてないというのも暗澹たる気分にさせてくれる。

 日本人1位に入れなくてもマカウらに一泡吹かせるべく30㌔過ぎ
から何度も仕掛けていたバトオチルのような姿勢を見せる日本人
ランナーがいないのは本当に残念だし、上位入賞して喜ぶという
負け犬的なメンタリティーを打ち破らない限り日本から世界に
通じる選手は出てこないのではないだろうか。

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