昨日BS-TBSでOAされていたベイスターズ-タイガース戦で3回表に新井
良太のHRが何とCMの間に出ていた。
つまりCM明けに いきなり新井がダイヤモンドを一周しているシーンが流れた
わけで見ている我々は凄く損をした感じだし、これこそ野球中継の視聴率低迷の
原因ではないだろうか。
これが地上波中継なら仕方ない面もあるだろうが、BSでの中継でやられるとは
思わなかった。
視聴率の奴隷ともいうべき民放地上波でのスポーツ中継の不評の原因はいろ
いろあれど、最大の醍醐味であるライブ感覚をCMでぶつ切りにされるのが一
視聴者として最も腹が立つ。
CMが入ったり試合開始と試合終了が見られないのは仕方ないが、プレーが
始まったにも拘わらずCMが入る事こそ視聴者を蔑ろにしているとしか思えないし
前記したようにCMの間にHRが出たのを後からVTRで流されても全くつまらない
のだ。
だから本当に好きな人はCSなどに流れて民放地上波中継は見なくなる。
以前スポーツライターの生島淳氏が入院中に民放が中継した社会人ラグビーの
決勝でCMの間にトライで点が入ってしまったのを憤慨していたが、生中継の醍醐
味を完全に否定してしまう事になる。
スポーツのルールが度々変更されるのはTVの中継時間が延びるのを防ぐためと
言われるが欧米ではスポーツ中継は試合開始から試合終了まで生中継するのが
当然という感覚があるからだし、MLBなど重要な試合になるとイニングのインター
バルがCMのために長くなるケースが多々ある。
全て欧米のやり方がいいとは思わないがスポーツ中継の基本は試合開始から
終了まで完全中継するのが基本という不文律だけは忘れてはいけない。