J・Kジャパンまた勝てず、この4年間は・・・・

日本、20年ぶりの勝利逃す=最終戦、カナダと引き分け-W杯ラグビー(時事通信) - goo ニュース

 今日ネイピアで行われたラグビーW杯のグループステージ最終戦で日本は
カナダ相手に前半を17-10でリードし、残り5分まで8点のリードを奪っていた
もののトライとPGで追いつかれ23-23の引き分けに終わり91年の第2回大会
でジンバブエに勝って以来の勝ち星を またしても逃す事になってしまった。

 前回大会でも両国は日本の最終戦で対戦し この時は7点リードされた日本が
終了間際にトライを奪ってゴールも決めて引き分けに持ち込んだのだが 今回は
同じ引き分けでも反対の立場になってしまった。

 前回Jカーワン ヘッドコーチが率いて臨んだW杯は準備期間が短かったという
事もあって1分3敗でも許容範囲だったのだが、今回は そこから経験を積み4年
という歳月をかけて仕上げた いわゆるJ・Kジャパンの集大成ともいえるW杯
だった。

 実際J・Kヘッドコーチも地元でのW杯という事で日本的には‘故郷に錦’という
感じで満を持して迎えたW杯だったのだろうが、4年前より勝ち点を1つ失って
いるので残念ながら進歩は見られなかったという事だろう。

‘外国人選手がスタメンに6人’とか‘2試合目のニュージーランド戦でメンバーを
落とした’など これから敗因を語るのだろうが、冷静に考えれば今の日本人選手
のレベルでは外人選手抜きでは厳しいだろうし中6日で臨むトンガに中4日で
勝とうと思えば絶対に勝ち目のないニュージーランド戦でメンバーを落とすという
のは当たり前の話だと思う。

 ただし ここまでネガティブに語られるのは目標としていた2勝できずに終わった
のが、最大の原因だろう。

 結局サッカーの日本代表と同じで最高レベルのリーグ戦が行われているヨー
ロッパのクラブでレギュラーとして活躍する選手が多くないと、国内に引きこもって
‘トップリーグ優勝’ごとき低い目標設定でプレーしているようでは本当の意味での
真剣勝負であるW杯での勝ちは望めまい。

 実際に日本が命運をかけて戦ったトンガ。

 最近の試合では相性がいいとされていたものの日本が常にベストメンバーで
戦っていたのに対し、日本が勝っていたテストマッチで召集してなかったヨーロッパ
でプレーしている選手がW杯では召集されていたという事実を見ても額面通りには
実力を計れないのが分かる。

 関係者に言わせると‘日本は世界の強豪達と殆ど戦えない’という経験不足を
敗因に挙げるが世界に恥を晒した95年W杯のニュージーランド戦の17-145に
04年には145部隊に勝るとも劣らない悲惨なH本ジャパンのヨーロッパ遠征で
スコットランドに9-100、ウェールズに0-98という惨敗を喫していれば強豪国
からの対戦オファーはないだろう。

 もはや日本のラグビーを本当に強化したいなら協会内のアマチュアに未練を残す
役員の首を斬り、代表の中心選手をヨーロッパのクラブに送り込んで個々の能力を
伸ばすぐらいのドラスティックな手を打たないと誰が監督をしても一緒だし2019年
の日本開催のW杯では恥をかくだけだと思う。

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