シン・エヴァンゲリオン劇場版は2度見た方が

　一昨日次男達を連れて、シン・エヴァンゲリオン劇場版を見に
行って来た。

　エヴァは3月8日の公開初日に行っているので通常なら3週間後に
行く事はないのだが、次男は定期演奏会などで忙しく行く余裕がな
かったし演奏会がんばっていた事もあり付き合う事にしていた。

　一方の長男も高校時代の先輩と14日に見に行っているので共に2
回行く事になったわけだが、正直言って2度目に行ってよかったと
思っている。

　子供の頃は入れ替えなしの映画館だったので東宝チャンピオンま
つりのような怪獣映画などは2回見る事にしていたのだが、大人向
けになると時間的に1回しか見ないようにしていたのだった。

　しかし今回のは改めて2度行ってよかったと実感した。

　というのもエヴァという作品は劇場版だけでも最も新しいQが今
から8年と4カ月前だし、その間に95年のTVシリーズの再放送など
もOAされているわけだから新しい設定や用語がどんどん出て来る
ので混乱するケースが多々ある。

　しかも今回のシン・エヴァの場合はアバンタイトルが怒涛の展開
で始まり第3村での物語ではゆったりとした流れになり、そこから
ヴンダー～ヤマト作戦そして最後のマイナス宇宙編へと流れが急に
なる感じで物語が進むため初見の時は‘このキャラ誰だっけ？’など
と考えていたら次の展開になっているケースもあるわけだ。

　例えば冬月が乗る戦艦部隊との交戦で聴いた事のあるBGMが流
れていたので惑星大戦争のテーマと分かった時には終わりがけだ
った…などという事もあった。

　そんなわけで初見はネタバレなしで意外さを楽しむ形で見るの
に対して、2度目に見る場合は前記した設定や用語をしっかり理解
して見る事ができるので惑星大戦争のBGMも最初から意識して聴
く事ができたのだ。

　以前のような入れ替えなしスタイルで2度見る場合は、そこまで
設定や用語などまで分からないまま見ても分からないので今回の
ような時期を置いてから見るというのはシン・エヴァを楽しむの
に必要なのかもしれないと思う。