メアリと魔女の花を見た

　昨日で盆休みが終わったのだが例年15日の女房の実家帰省が今
年は13日になった事から、15日の予定が空いたため息子達のリク
エストで映画を見に行く事になった。

　息子達が劇場版・仮面ライダーエグゼイドだったのに対し女房
と娘はメアリと魔女の花になったわけで、本来なら息子達に付き
合うのだが諸般の事情から女房達の方に行くようにした。

　とりあえず予備知識を持たずに見たので借りぐらしのアリエッ
ティや思い出のマーニーの監督だという事は知っていた事から、
ジブリ作品の流れを汲むものだと思っていたら ほぼ予想通りの
展開だった。

　冒頭に赤毛の魔女が夜間飛行の花の種を盗み出して逃走している
シーンはハウルの動く城でハウルが戦争での空中戦のシーンを思い
出したし、赤毛の魔女はナウシカ的な雰囲気だったのだが力尽きて
時が流れて乗ってきたホウキと種を森に落としていたので記憶を
失ってメアリとして過ごしていたのかと思った。

　実際に魔女の国のエンドア大学で様々な偶然を繰り返した事から
校長のマダム・マンブルチュークや科学者のドクター・デイらに
気に入られるわけで、赤毛の魔女が記憶を失っているからこそだと
考えていたのだが実際はメアリの大叔母であるシャーロットこそが
若き日の赤毛の魔女だったのには驚いたし見事に予想が外れた。

　ただし それ以外は夜間飛行を使用した変身魔法の実験実験台に
ピーターを使い、夜間飛行の力が巨大化して失敗するというのも
予想通りだった。

　とりあえずジブリ系の冒険モノは想定の範囲内で進むわけだから
結末もほぼわかるわけで、それこそがこのジャンルの面白さと言っ
てもいいだろう。

　ジブリ系作品を映画館で見るのはハウルの動く城以来12年ぶり
だったので、たまには娘や女房とこの手の作品を見るのもいいか
と思った次第だった。