ミラーマンの最終EP始まる

　今から50年前の今日72年11月19日はミラーマン最終EPの前編がOA
されミラーマンのラストスパートとなるのだが、インベーダーは自
らの惑星Xを地球と衝突させ代わりに地球軌道を回る惑星にすると
いう宣戦布告をして来る。

　自分の惑星を地球に衝突させ代わりに地球軌道を回り地球と同じ
環境を得るというインベーダーの最終作戦はツッコミどころ満載で、
いろいろと秘かに暗躍していた作戦から一気にギャンブル性の高い
作戦に乗り出したというのも惑星Xが宇宙戦艦ヤマトのガミラスの
如く惑星の寿命が迫って来ていた故なのか？などと思ってしまう。

　一方の地球側は富士山麓に反引力装置を建設し惑星Xにマイナス
引力を与え太陽系外に弾き出す作戦で、成功すればインベーダーの
惑星は壊滅し侵略の恐れはなくなるため最終決戦的な雰囲気になる。

　京太郎にすれば‘インベーダーの脅威がなくなれば一人の地球人と
して生きていける’と御手洗博士から言われ、最後の決戦が近いにも
拘わらず明るい表情になった。

　当然ながらインベーダーの妨害工作は熾烈を極めSGMのメンバー
に憑依しミラーマンや反引力装置を攻撃するのだが、目から発射す
るビームでSGMメンバーからインベーダーを分離させる一方で襲撃
していたエレキザウルスは逃亡してしまうので倒すのは後編に続く
という事になり御手洗博士が惑星X衝突の可能性を発表し前編を終
える。

　それにしても最終EPが前後編というのは昭和の作品ではウルトラ
セブン以外は後のレッドバロンぐらいしかなく、円谷の力の入れ具
合がよく分かる最終EPだと思う。