シーモンス&シーゴラス編の津波&竜巻シーンは永遠に

 ミラーマン最終回でインベーダーの惑星Xが地球に接近する事に
よる天変地異シーンがあるのだが、これ帰ってきたウルトラマンの
シーモンス&シーゴラス編で両者が角から発射した光線で起こした
竜巻のシーンの流用だ。

 またトリプルファイターでも津波を起こす怪人の津波シーンでは
シーゴラスが起こした津波シーンが流用されているわけだし、同じ
く竜巻シーンではミラーマン1話の竜巻シーンが流用されているの
だからシーモンス&シーゴラス編の特撮を担当した佐川和夫氏らの
スタッフやミラーマン1話の特撮を担当した高野宏一氏らのスタッ
フの素晴らしさが分かるのだ。

 特撮作品は莫大な予算がかかるので、津波や竜巻などのスペクタ
クルシーンを度々撮り直すわけにいかないのが現状だ。

 そこで名シーンを流用するライブフィルム活用となるのだが、改
めて見ていると‘見た事のあるシーンが度々登場する。

 これを見て‘円谷手を抜いて’とは思わないわけで特に録画機がな
い時代は‘何かこのシーン見た事があるな’とは子供心に感じていた
のだが、大人になって見ると‘あの時のシーンだ’的な感覚で見る事
ができる。

 そういえば同じ72年公開のゴジラ対ガイガンでは東宝チャンピ
オンまつり版になった事から予算が大幅に削られた影響でライブ
シーンが度々見られており、ガイガン&キングギドラ迎撃のため
出動したメーサー殺獣光戦車の光線発射シーンなどはサンダ対ガ
イラのシーンで当時は光線が四つん這いで逃げ惑うガイラを捉え
る時に木々をなぎ倒していく凄まじいシーンが使われておりなぜ
かガイガンが腰をかがめて逃げ惑っているシーンになっているの
だから失笑モノだった。

 それを考えると津波シーンや竜巻シーンはTVの予算制限もあり、
おいそれと撮り直すわけにいかないので何度も使用されるにも拘
わらず凄さを改めて実感するものだ。

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