亀田ボクシングの限界!

 昨日、元世界Lフライ級王者・亀田興毅のフライ級転向第2
戦が行われた。
 ちょうど娘達を風呂に入れる時間だったのでタイマー録画
して見たのだが、正直進歩どころか退歩している感がしてガッ
カリだ。
 あまりの単調さに途中早送りしながら見てしまった。
 例によってTV局が持ち上げる‘闘拳スタイル’、いわゆる
ハイガードで頭から突っ込み左右フックを振り回すだけ。
 まるでストリートファイトで品性のカケラもない。
 打たれ脆いという弱点があるのは分るが、あそこまでガード
を高く上げるとフックをシャットアウトできてもアッパー&
ストレートを貰ってしまう。いわゆるガードに機動性がないの
でブロッキングになってないのだ。
 しかもガードを高く上げるとムダに肩に力が入ってスムーズ
なジャブから始まるワンツーパンチが打てないから頭から突っ
込みフックを振るうしかなくなってくる。
 つまり極端な話あのハイガードによる頭からの突進は、一見
攻撃的に見えるが極力リスクを免れるための戦法に成り下がっ
ているのだ。
 世界戦をやる前の05年8月に東洋タイトルを獲得した試合では
左ストレートのカウンターを打ち込んで倒すシーンなどがあった
のに、今ではすっかり鳴りを潜めている状況ではないか。
 もっともあの左ストレートのカウンターも本物の世界レベル
相手には通用しそうもないが。
 不思議な事に亀田マッチメークは、強敵との対戦を極力避けて
1階級下の外人ボクサーを呼んでのもの。
 亀田=KOというイメージを作ってしまったTV局にとって倒せな
い相手を呼んで戦うのはイメージダウンにつながるので、そうな
るときっちりした強豪と対戦する機会はほとんどないのだ。
 ところがLフライ級タイトルを返上してから2試合戦われている
ものの、倒すべき相手をまともにKOできないという現実が分って
来ている。
 つまり亀田スタイルはいわゆる‘噛ませ犬’と呼ばれても仕方
ない低レベルの相手ですら倒せていないのだ。
 これでは世界フライ級タイトル奪取など夢のまた夢になりかね
ないのだ。
 昨年12月のファン・ランダエダ戦で見せたアウトボクシングを
教えたのが協栄ジムのトレーナ達だ。
 当時‘やればできるではないか!’と書いた事があるのでフラ
イ級転向後にどんな戦い方をするべきかもしれない。
 ただ‘オヤジのボクシングが正しい’と言う兄弟達を見ると、
哀れな気分になってしまう。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
うむぅ(^_^;) (うるぱぱ)
2007-05-25 00:01:09
弱い相手ばかりを選んでいる件は、具志堅さんにも
昨年に指摘されたんですよね。
例によって親父が激怒して、謝罪を求めた
エピソードがあったような・・・
もうメッキが剥がれまくりですな(ーー;)
 
 
 
同じ過ちを (Unknown)
2007-05-25 05:29:09
またメンチ切ったり、格下相手にグダグダの試合してあの雄叫び。



我々は許したわけじゃないから、





鬼までもがべんちゃら解説



次の八百を電通などが練っているんだろう(暫定をつくる)とか
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-05-25 23:41:20
>うるぱぱ様
 8千人収容の会場に5千人ほどしか入ってなかったようで、化けの皮が剥がれてきてますよ。
 ほとんでヤラセに近い試合ぶりですからね。

>Unknown様
 あんな内容で大喜びをして雄たけびはないだろうという感じですね。
 とりあえず暫定王者になるという路線は難しいですよ。
 
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