岡田ジャパン・ドーハの呪縛を振り払う

 今日の未明にドーハで行われた南アフリカW杯アジア最終予選の
カタール戦で岡田ジャパンは3-0で快勝し、3試合を終えて2勝1敗で勝ち
点を7に伸ばした。

 カタールのドーハといえば93年にオフト・ジャパンがアジア最終予選を
戦い、最終戦のイラク戦でロスタイムに追い付かれて引き分けアメリカ
W杯出場を逃した場所だ。
 しかもカタールとは00年アジア杯で圧勝したトルシエ・ジャパンも引き
分け、未だに勝った事がない相手だ。
 更に今回の試合から02年の日韓W杯でセネガルをベスト8に進出させた
ブルーノ・メツ監督が率いているのだ。
 更にメツ監督はセネガルの監督時代にトルシエ・ジャパンに 2-0で完勝
しているのだ。

 もう1つ気がかりだったのが、岡田ジャパンになって失点が目立つと
いう所。
 こういうアウェーの戦いでは失点しない事が大切なのに、 DFの要である
中澤が欠場という非常事態での戦いだ。

 試合開始からカタールがプレッシャーをかけてきたが、巧みにプレッ
シャーをかいくぐりつつボールを回す。
 すると徐々に流れがよくなりCKから立て続けにチャンスを作り始め、
19分に内田からのクロスをDFの間をすり抜けた田中が角度のない位置
からGKの股間を抜くシュートを決め待望の先取点を挙げた。 

 後半開始早々には両サイドから攻勢を強めて47分に長谷部のクロスを
玉田がダイレクトでミドルシュートを決め2-0。
 更に68分にはショートコーナーから中村が上げたクロスを闘莉王が
ヘッドで決めて3-0とリードを広げた。 

 懸念された守りも中澤の代わりに起用された寺田がセバスチャンに
仕事をさせず、9月のバーレーン戦で残り5分で2失点して懸念された終了
間際も完璧に抑えてカタールを完封した。 

 これで3連勝したオーストラリアに次いで勝ち点7で単独2位につけ、
W杯出場圏内に入った。
 とりあえず3位以下のチームとは残り3試合中2試合をホームで戦える
から南アフリカ行きが見えてきたと言えるろう。

 15年前アメリカW杯出場を絶たれたドーハで、南アフリカW杯の出場
権を ほぼ手中にできる試合となったのは何とも運命的な話である。  

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