ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
修行中の失敗ネタ・・・ヒゲ剃り編
修行中というのはいろいろと失敗があるものだが、1度の失敗が後
々語られる事があるわけで今回はこのネタを・・・
我々の修業時代はシャンプーができるとヒゲ剃りに~という形で
レベルアップしていくのだがヒゲ剃りは当然ながらヒゲの薄い人か
ら剃らせてもらえるわけで、そろそろ慣れ始めた時に少しばかり態
度のデカいお客さんを剃らせてもらえる琴になった。
このお客さんが言うには‘オレはじっとしておくのが嫌いやけん、
なるべく早く剃って欲しいったい。できたら5分ぐらいで剃ってもら
えんかいなと思うっちゃけど’との事だったから‘ならば5分で剃りま
しょう’と言って本当に5分で剃り終えたのだが・・・・
後日そのお客さんが来店した時に‘また5分で剃ってやろう’と思っ
ていたらカットを終えた師匠がシャンプー&顔剃りを先輩に命じ、
私は裏に呼びつけられ‘オマエこの間〇〇さんの顔切ったんか?’と
聞かれた。
師匠が言うには‘今日の昼間喫茶店で〇〇さんと会って仕事が終わ
ってから髪を切りに行くけど、あの兄ちゃんが顔剃り恐ろしかけん
させんとって’との事だが、個人的に切ったり‘痛い’と言われた事も
なかったので思いつくとしたら‘5分で剃って欲しいと言われたので
その通りにした’と答えたら‘そげな事するけんたい、お客さんの挑
発に乗るバカがおるか’と怒られたのだった。
ところがその翌年の5月頃に師匠が教え子のスタッフ達を集めた
練習会で髭剃りの理論を説明していたのだが、その中でカミソリの
持って行き方として息を吐くような速度がベストと言っていた。
つまりカミソリを動かす速度は早過ぎるとお客さんが恐ろしく感
じるし遅過ぎると不安がるという事になるのだが、ここで師匠が語
ったのが悪い例で私を指さし・・・・
‘この兄ちゃんはヒゲ剃りは上手いっちゃけどカミソリの動かし方が
早かけん、どうかしたらお客さんから「あの兄ちゃんが剃ったら恐
ろしか」と言われる事がある’と言われたのだが、これを毎年新人が
入って来てヒゲ剃りの理論を説明している時にやられるのには閉口
した。
元はといえば お客さんの挑発に乗った私の失敗ではあるが、その
件で毎年‘悪い例’の代表として言われ続けたのだから、単機は損気と
いう事を身をもって実感したのだった。・・
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