日本、ウズベクに0―1で敗れる…W杯3次予選(読売新聞) - goo ニュース
今日 愛知県の豊田スタジアムで行われたW杯アジア3次予選の最終戦で
日本はウズベキスタンと対戦し、主導権を握りながら54分にカウンターから奪
われた1点を返せず0-1で敗れザッケローニ体制になって初のホームでの
黒星を喫した。
立ち上がりからボールを支配して攻め込むもののウズベキスタンの組織的な
守備に手こずる。
20分過ぎからチャンスを掴み始め22分に岡崎のシュートがクロスバーを叩くと
10分後にも岡崎がスルーパスに反応して飛び出すも合わず、更に36分にハーフ
ナーが落としたボールを岡崎が押し込むがハーフナーのファウルを取られて得点
ならず。
これら3度の決定機を逃して迎えた後半54分カウンターからダイビングヘッドを
川島が防ぐが、こぼれ球を押し込まれて先制される。
追いつきたい日本は乾と李忠成を投入するものの流れを変えることができず、
終盤はカウンターを何度も食い追加点のピンチすら招く始末で結局追いつけない
まま試合終了となった。
国内組のみで臨んだアイスランド戦が低調だったのに対し今回は今野と遠藤に
藤本以外は全て海外組で固めて臨んだ試合。
国内組の場合はシーズンイン前だったのに対しシーズン真っ最中の海外組は
長友のように2日前に合流するなどコンディションが心配された今回の試合で、
ウズベキスタンの組織的な守備を崩せずにズルズルと時間を重ねカウンター
から失点してという典型的な負けパターンの試合だった。
思えばザッケローニ体制になって昨年最後の試合である北朝鮮に0-1で敗
れるまで負けが無かったのが、今回の試合も含めてW杯予選で連敗という事態
になってしまった。
どんなチームでも負ける試合はある。
勝っている間はチームの欠点も見過ごされがちだが負けて初めて欠点が露に
なるわけで、最終予選前に連敗するという事は気分はよくないものの戒めという
事を考慮すれば ある意味いい薬になった負けかもしれない。
昨年のアジア杯でも初戦のヨルダン戦など負けてもおかしくない展開だったし
Sファイナルの韓国戦はPK勝ちで、ファイナルのオーストラリア戦も延長の末の
勝利と一歩間違えると優勝どころか・・・という側面があった。
更に3次予選の初戦・ホームでの北朝鮮戦でもロスタイムに吉田麻也のゴールが
なければ混沌とするところだったのだ。
昨年11月に平壌で敗れた時は最終予選進出を決めた直後でベストメンバー
ではなく、慣れない人工芝に反日ムードというエクスキューズがあった。
ところが今回はホームでの試合で過去1度も負けてないウズベキスタン相手に
海外組を召集しての現時点でのベストメンバーでの敗戦だけに北朝鮮戦で敗れた
後のようなエクスキューズを探すのではなく、チームの欠点がしっかり分かった
という方向で対策を立てていくべきだ。
そして勝っている間は無敵モード、負けると一気にパニックになる日本のイエロ
ージャーナリズムこそザックジャパンが気をつける最大の敵だという事を認識して
おくべきだろう。