長嶋ジャイアンツの初陣で思った事

 今から40年前の今日75年4月5日は長嶋茂雄監督のデビュー戦と
なる開幕戦が後楽園球場で行われた日である。

 対戦相手はホエールズで堀内恒夫と平松政次の先発で始まり2回に
2アウト2塁で8番を敬遠し1・2塁から平松に3ランを打たれ、5回
までに0-8と大量リードを許して淡口憲治や末次のHRなどで反撃
するも4安打に抑えられ4-8で完敗し暗雲垂れ込めるスタートと
なった。

 もっともV9時代は開幕戦に弱いというジンクスがあって‘監督が
替わっても体質は変らないか’的な楽観論に包まれていたのだが・・・

 それよりも当時 小6だった私が愕然としたのは高田繁・柴田勲・
末次民夫ら お馴染みの外野陣に対し、王貞治が肉離れで欠場してい
た事もあり1塁・柳田俊郎、2塁・上田武司、3塁・富田勝といった軽量
内野陣だった。

 ジャイアンツのオーダーといえば野球に興味を持ち始めた頃から
1番・柴田から始まり8番・森昌彦で終わるメンバーが固定されたV9
オーダーがポピュラーだっため、他のメンバーに対する知識がなく
74年に河埜和正や矢沢正が黒江や森の代わりに起用されていた時も
違和感があった。

‘長嶋が引退しても王がいるから大丈夫'と当時は言われていたので
何の疑念も持ってなかったのだが開幕1ヶ月の間、王が代打要員で
しか使えないとここまで貧弱なオーダーになるのかと思ったし事実
このシーズンの最下位は打てなかった事による得点力の低下が最大
の原因だった。

 昨年の週刊ベースボールマガジンで打線がテーマの特集があった
中で‘最近の打線は入れ替え過ぎで理想は子供でもそらで言えたV9
メンバー'という意見があったが、むしろV9終盤に打線を固定し過
ぎた事から選手層が薄くなり最下位の遠因になったのではと思うの
である。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 秘密戦隊ゴレ... 今日から新学期 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。