市川森一と上原正三がエースから去って

 ウルトラマンエースは14話・銀河に散った5つの星を終えると一気にムードが
SF色から怪奇色に変わる。

 最大の理由はメインライターの市川森一が1クール終了で降板し盟友の上原
正三も22話の復讐鬼ヤプールを最後に降板、その代わりに おどろおどろしい
作風が持ち味の石堂淑朗が2クール目に参加した事だろうか。

 石堂淑朗は16話のカウラが登場する牛神男から参加し12話も担当、特に
ターニングポイントとなる南夕子が月の人間で月に帰るEPが印象深い。

 一方で1クール目から参加していた田口成光は2クール目以降も10話を担当
してタロウ・レオと続く第2期ウルトラの世界を構築している。

 つまり市川森一と上原正三の降板は第1期ウルトラを担当した脚本家が表舞
台から降りて、第2期育ちの脚本家がメインになった事を意味する。

 いわゆる世代交代というヤツだろうが、個人的にウルトラ兄弟が全滅しウルトラ
の父が登場したり‘ウルトラの星が見える’などと言う梅津ダンなる少年が登場
して その子供との交流などが あったかと思うと、夏の怪奇シリーズに続き冬の
怪奇シリーズがあったり混沌とするのである。

 そういえば帰ってきたウルトラマンでも38話のウルトラの星光るときから最終
回までメインライターの上原正三が降板したのだが、その間のEPを見たら同じ
ような雰囲気があった。

 やはり第1期の金城哲夫や帰ってきたウルトラマンの上原正三らと比べメイン
ライターが違うと ここまで違うのかと思ったのだ。
 
 とりあえず市川森一は48話の(にせ?)ベロクロン編と最終回を担当して
エースの世界を終わらせ これを最後に市川森一はウルトラから去るのだった
が、タロウ以降は子供が喜んで見る事はあっても大人が見るには辛いウルトラに
なったと個人的には思う。

 とはいえメビウスで第2期の設定を見ると決して悪い素材ではないのだが・・・・ 

 

 

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