大晦日5大世界戦雑感

内山無念返り討ち 完全燃焼も判定負けで引退濃厚

 昨日は東京と京都、岐阜で合計5つの世界戦が行われた。

 主にTV観戦したのはTV東京版の2試合でWBA:Lフライ級王者
の田口良一は3位のカルロス・カニサレスの動きに手こずり三者
三様の引き分けで5度目の防衛に成功したのに対し、前WBA:S
フェザー級王者・内山高志はジェスレル・コラレスに1-2の判
定負けで返り咲きに失敗した。

 内山高志は4月のコラレス相手の防衛戦で2Rに3度のダウンを
喫しKO負けでタイトルを失っていたのだが、今回は慎重な立ち
上がりを見せたものの王者の変則的な動きに手こずり決して強
くはないパンチをヒットされるのに対し内山のパンチは外され
るケースが多い。

 5Rにスリップ気味のダウンを奪うものの流れを掴めないまま
ラウンドを重ねて迎えた10Rに内山の右がボディにヒットして
動きを止めたのだが、ポイントをリードしていた王者が露骨に
逃げ回る展開で逃げ切られた形だった。

 結果は残念だったが一部スポーツ紙に‘勝っても引退’的な
記事が出ているように、海外進出へのモチベーションが切れた
状態では難敵相手には厳しいか。

 コラレスのような変則的で狡猾なスタイルは、日本人選手に
とっては最も相性の悪いモノで2年程前の内山なら勝てたかも
しれないがライバルの三浦隆司あたりでも厳しいかもしれない。

 この日のコラレス&カニサレスは共に狡猾なスタイルで、それ
ゆえワタナベジムの2人は勝てなかったわけだ。

 それにしても腹が立つのはTBSで田中恒成の2階級制覇の試合を
中継しないだけでなく、田口の時間帯に井岡戦を内山の時間帯に
ジョナタン・グスマン―小国以載をOAするという暴挙。

 TV東京の世界戦のラウンドの合間にチラ見するぐらいしかでき
なかったしTBSのイベントはOA時間が不定期なので少なくとも
22:00までには終わらせる事ができたはずだし、同じ時間帯に
OAしてしまえば井岡&小国の試合の視聴率も食われるはずでボク
シングファンの気持ちを逆なでするようなマネをしてくれた。

 
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 我が家の年越... キングコング... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。