さらば急行・能登

「撮り鉄」に警戒せよ 「北陸」「能登」12日最終運転(朝日新聞) - goo ニュース

 明日からJRは新ダイヤになるそうだが、そのあおりで廃止される列車の
1つに急行・能登がある。 

  昨年5月に記したように私は富山で行われたdhkの東京本部講師セミナー
に参加するため、生まれて初めて往復で乗ったのだ。
 ある意味 最初で最後の乗車だった。

  今にして思うと本来は東京のみで行われていたセミナーを地方で行う事に
なり、会場が富山・それも山間部の五箇山で行われるため飛行機でなけれ
ば夜行に乗らないと間に合わないという事で能登に乗る事になったのだから
縁があったという事だろうし貴重な体験ができたと思う。

 しかも富山で行われた04年新年総会のようなスケジュールならば上越新幹
線と特急列車を乗り継いで行くので乗るチャンスはないし、昨年のセミナーも
長野・新潟・富山のどれかになっていて個人的には東京に近い長野を希望
していたが富山になって朝早くから始めるというスケジュールだったからこそ
乗車できたのだ。 

  そして羽田発北九州行き朝イチの便も7:35発だったため能登に往復で
乗車する事ができた。
 富山に行く途中に目が覚めて車内を探検しているとビュッフェだったような
車両があり、そこのイスに横になっている乗客が かなりいたのを思い出す
し‘これこそ列車旅の醍醐味だ’と思ったのだった。

 ‘JRも最近儲ける事に血眼になっているから、能登も いつ廃止
されてもおかしくないし
時間の問題だな。
 ただ こういう時間をゆったり使える旅というのはカネに変えられ
ないんだけどね、車両も かなり古いのでメンテナンスに経費が
かかってしまうというのは分かるけど’

 とその車両に乗っていたお客が ほろ酔い気分で話してくれたのを思い出す。

 不幸にも 思ったより早く、そのお客さんの予想が当たってしまった。

 以前も記したがJRも高速化ばかり血眼になっていると必ず失敗するだろう。
 移動速度を考えれば どう逆立ちしても飛行機には敵わないのだから
‘ゆとりが必要’などと言っている時代に飛行機にはない旅の醍醐味を味
わってもらう事を考えた方がいいと思うのだが・・・・・  

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