稲森 京子博士について

 ウルトラマンガイアで天才科学者・藤宮博也が当初 心の支えにしていた
のが稲森京子博士である。
 設定年齢では30歳で8歳年下の藤宮と共に光量子コンピューター・
クリシスの開発に携わった科学者だ。

 優秀ゆえに孤高の佇まいがある藤宮を弟のように思っていて、それゆえ
藤宮が作ったパーセルを改良して怪獣を自在に制御しようとするが失敗し
ゴメノスの火炎球攻撃で命を落とす。

 姉御肌キャラは昭和ウルトラでは あまり記憶にない。 

 平成に入るとティガではダイゴとレナは同い年のようだが、ややレナの
方が年上っぽかった。

  ダイナのユミムラ リョウが27歳でアスカより5歳年上で、姉御肌ヒロイン
の第1号か? 

 我夢とオペレーターの佐々木敦子はラブコメ状態で あまり女の人に支え
られている感じはしないし、城南大学の友人であるサトウ・マコト・ナカジの
3人といる方が楽しそうだ。

 孤高の天才というキャラの藤宮は我夢にとってのサトウらの友人が
いない分、稲森博士のような姉キャラが心の支えとして必要だったの
だろう。

 しかも博士は藤宮がアグルだという事を知っていた。

 藤宮は真っ直ぐゆえのモロさがあるので、姉キャラの博士は支えてやり
たくなるのではないか。

  一方でKCBの女子アナの吉井玲子も藤宮がアグルだという事に気付
いていた。
‘我夢追放’で玲子は稲森博士を車で追いかけ藤宮を探している事を
話すと‘惹かれているのね’と言い‘彼に会うことがあるなら伝えて私の
最後の研究の成果をよく見て欲しい’と続けた。

 なんとなく玲子に藤宮の事を託しているように見えたのだ。 

 後に博士のイメージが根源的破滅招来体に利用され藤宮を翻弄する
のも藤宮に対する想いゆえだったのではなかったか?
 途中で死亡したという点でも印象に残るキャラでもある。  

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