名作のパターンはマネされやすい

 スター・ウォーズEP9スカイウォーカーの夜明けはレイ編だけで
なくシリーズ9部作全体の最終EPだったのだが、内容を見るとル
ーク編の最終EPであるジェダイの帰還的な感じだった。

 ジェダイの帰還ではルークが父であるダース・ベイダーと対峙し
ジェダイの心を取り戻させ皇帝パルパティンを倒し、最終的に帝国
を滅亡させるというもので当時としては残りの6EPを映画化する
かどうかも分からない状態だったのでシリーズを締めくくるEPと
思っていた。

 だからスカイウォーカーの夜明けとジェダイの帰還の内容が似て
来るのは仕方ないわけで、これはウルトラシリーズなどのヒーロー
作品でも言えると思うのだ。

 特にウルトラシリーズでは最初のウルトラマンこそゼットンから
倒されたウルトラマンをゾフィが命を2つ持ってきて復活させただ
けでなくハヤタと分離させたのでウルトラマンの正体はハヤタだっ
た事は視聴者以外は知らないままだったのに対し、ウルトラセブン
では最終回に歴戦のダメージでボロボロになったモロボシ・ダンが
アンヌ隊員に自らの正体を明かして変身し何とか敵を倒してM78
星雲に帰っていくという形だった。

 OA当初ウルトラマンの後のセブンの製作は予定に入っていたの
に対し、セブンの後のウルトラは製作される予定がなかったのでセ
ブンの最終回は第1期ウルトラの最終回として記していたようだ。

 ただダンとアンヌの別れや正体を明かすのが劇的だったからか以
後の他のヒーロー番組でも正体を明かし強敵に立ち向かって倒し、
去っていくというパターンは引き継がれている作品が多い。

 そういった事を考えると名作といわれる最終回の内容をベースと
して他の作品の最終回に流用されやすくなるのは仕方ないわけで、
少なくとも同じ会社が作る作品の場合はよくある事だろうし日本文
化のテイストを持っているスター・ウォーズシリーズならばなおさ
らではないかと思う。

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