今日から春の九州大会が始まるのだが

　今年の春の選抜は東海大相模が見事に優勝を飾ったのだが九州勢は昨秋の
九州2位だった九州国際大付がファイナルに、九州大会優勝だった鹿児島実が
ベスト8に入っただけでなく波佐見や九州学院も初戦を突破したので全校初戦
突破とレベルの高さが証明された。

　そして今日から鹿児島で春の九州大会が始まった。

　この大会は甲子園出場とは関係ないものの選抜出場校と予選を勝ち抜いた
チームの対戦となるので、モチベーションの戦いともなる。

　たしかに選抜で活躍すると甲子園出場とは関係ない九州大会に対してモチベー
ションを高めにくいとは思うが、08年の沖縄尚学や09年の清峰は九州大会で
パッとせずに敗れ本番の夏の大会でも予選落ちしたのに対し興南はエースの島袋
抜きでも優勝して勢いを付けて春夏連覇を果たしているのを考えれば決して疎か
にはできないだろう。

　ちなみに昨年は興南、一昨年は九国大付が春の九州大会を制して甲子園
出場をしているし、両校とも かなり強かったのを見ると春の九州大会で優勝して
勢いを付けたという事にもなるだろう。

　選抜準優勝の九国大付と前回優勝の鹿児島実は共に1枚エース。

　ただし夏は消耗が激しいので1枚エースでは厳しいので、エースに続く2番手を
作る大会にするのか？それとも基本は1枚エースで行くのか？戦い方が注目
される。

　とはいえココで全力を使ってしまうのも問題だ。

　昨年の福岡は福岡県予選を1位で通過し強力打線に2枚エースで臨んだ飯塚が
2回戦で熊本工に勝つなど祐誠と共にベスト4に進出し‘飯塚強し’のイメージを
持って夏の予選に臨んだ。

　実際 夏の本命は飯塚というのが昨夏大会前の もっぱらの評判だったのだが、
ベスト4で西日本短付から敗れ出場はならなかったのを見ると春の九州大会から
5月のNHK旗の頃強くても そこにピークが来てしまうと夏は厳しいという事になる。

　ちなみに今大会は選抜出場校が中心になるだろうが飯塚や神村学園、福工大
城東に延岡学園などが どこまで絡むかが注目だ。