どっこい大作って

 今から50年前の今頃、月曜19:30からOAされていたのが どっこい
大作で、円谷作品の緊急司令10ー4、10ー10の後番組として東映製作
で始まったドラマ。

 番組予告を見ていたら大鵬が出ていたので柔道一直線のような力士
を目指すドラマか?と思って見始めたら、相撲部屋のEPは1話のみで
次回からラーメン屋編だったのだから驚いた。

 つまり北海道から上京した田力大作が日本一の男”を目指して高校
進学せずに大鵬部屋に入門希望するものの失敗した後、ラーメン屋
や掃除屋にパン屋と職を転々と変えながらライバルと対戦して行く
という展開だったのだ。

 主役の田力大作を演じたのが青影の金子吉延でライバルとして
ラーメン屋編は主題歌を歌っていた山田太郎、掃除屋編はミラー
マン=鏡京太郎の石田信之でパン屋編は一文字隼人の佐々木剛と
特撮作品のOBが登場するドラマだったわけである。

 この番組の凄いところは1話目に大鵬親方が本人役で出演して
いるだけでなく、レギュラーとして名優・志村喬が大作に試練を
与えたりフォローしたりする二階堂甚平役で出演していたのだ。

 大作がピンチに追い込まれると相撲の張り手の構えで‘どっこ
い、どっこい’と叫びながら乗り越えるのだが、これ後に同じ枠
の番組・一休さんで一休さんがとんちを働かせるときに座禅を組
んで閃くシーンがあるのはその流れか。

 まぁ友人の母親が一緒に‘どっこい’のシーンを見て、コレ何が
面白いのか?と呆れられていたらしいが東映スポ根ドラマは総
じてそんなものではあったのだが。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Bill McCreary)
2023-07-02 23:50:56
このドラマ、私の好きな丘野かおりもゲスト出演しているとのことでそれだけでも観たいのですが、まだ観ていません。

志村喬は、先日観た若尾文子の主演ドラマ(日曜劇場)で、彼女の父親を演じていまして、映画の俳優がテレビにシフトした時代ならではのきゃすとではありますね。
 
 
 
当時としては (こーじ)
2023-07-04 22:53:53
>Bill McCreary様

 当時としては志村喬が、こういったドラマに出演するというのは驚きでしたでしょうからね。

 映画の端役よりTVの重要役の方に価値を見出し始めていた時期なのでしょう。
 
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