ワールドプレミアムボクシング・ダブル世界戦

 本日行われたワールドプレミアムボクシング・ダブル世界戦で、王者の
エドウィン・バレロと長谷川穂積が それぞれTKOで防衛に成功した。

 最初に行われたWBAのSフェザー級タイトルマッチでは、36歳の挑戦者・
嶋田雄大が1Rからバレロの左強打を かわしながら右をカウンターで打ち
込む展開となる。
 足を使って動き回るよりバレロのパンチを かわしながら打つスタイルで、
タイミングをずらしながら右を巧打していく。
 バレロは そんな嶋田のボクシングにイラつきながらも、お構いなく強打を
振り回すのだが意外にこれが効果的。
 嶋田は手数に圧倒されて手数が減るので、3Rに右のカウンターでグラ
つかせたものの押され気味でラウンドが進む。

 強打はガードしても接近戦で細かいパンチを浴び続けた嶋田は徐々に
ダメージを蓄積して行き、迎えた7Rの半分過ぎに左フックのカウンターで
膝をつきかけたがロープを掴んでダウンを拒否したところに右フックが
当たりダウン。
 立ち上がったもののストップされた。

 ともすればラフになりがちなバレロのパンチをかわしつつ、インサイドから
コツコツとパンチをヒットして行けば・・・・と思われたがラフではあるが間段
なく振り回されるバレロの強打の前に、攻撃が単発に終わった。
 やはり2Rぐらいまでに自ら仕掛けて先手を取り、バレロの焦りを引き出
すという作戦を試して欲しかったが・・・・・

  一方のWBCバンタム級タイトルマッチは日本のエース・長谷川穂積が、
強打の挑戦者クリスチャン・ファッシオと対戦。
 戦前の予想では‘挑戦者のラッキーパンチさえ貰わなければ・・・’ と
思っていたが、意外にも2Rに早くも長谷川の左でファッシオがダウン。
立ち上がってきたところに連打をたたみ掛けてレフェリーがストップした。

 力任せでなくスピードに乗ったカウンターからの連打でのKOは、長谷川
の面目躍如。
 2度目の防衛戦でウィラポンを倒して以来、待望のKO防衛となった。

 1月にカットした目の傷が気になっていたが、幸い今回は2Rで終わった
ので大したダメージもなく秋の防衛戦に臨める事になった。
 最大の懸案だった海外での世界戦に次こそ臨んで欲しいものである。

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