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こーじ苑
宇宙戦艦ヤマト2199・7話レビュー
宇宙戦艦ヤマト2199の7話:太陽系に別れを告げてはタイトルからして旧作の
10話=地球と最後の交信をするEPのリメイク版で、前回まで駆け足でヤマトの
能力紹介と冥王星基地攻防戦とやってきたため このEPはヤマトクルーの人物
紹介的な内容になっている。
旧作では森雪が古代が天涯孤独の身という状況を知らずに通信を薦めた後に
真相を知って後悔するもののタイタンで一緒に行動して以来2人の距離が縮まる
一方で、沖田艦長も同様に交信する相手がいないので所在なげにして最終的に
艦長室を訪ねた古代と酒を酌み交わす事で こちらも2人の距離が縮まるという
内容だった。
今回は交信不可能になるヘリオポーズを越える前に地球に残してきた家族と
最後の交信をさせるというのと平行して宇宙版の赤道祭を行う事になる。
ここで旧作と違うのは旧作では9話でアステロイドベルトに守られながら冥王
星攻防戦で被った被害の修復をしていたので全員が交信できたのに対し、
2199は9話のようなシーンがないので修理班は修復作業に追われ交信できない
ばかりか赤道祭にも参加できないという辛い状況がある。
旧作同様 古代は家族がいないため交信する事がないが2199の場合は山本
玲も同じ立場なので古代は山本と一緒に修復作業の手伝いをしていたため、
旧作でのハイライトとなる沖田艦長との酒盛りは残念ながらなく代わりに徳川
機関長と昔を思い出しての酒盛りになった。
旧作は古代がヤマトに乗艦する時に沖田艦長への不信感があったのが酒盛りで
信頼関係を結ぶという流れだが、2199では古代にとって沖田艦長は教官である
土方の親友という事から兄・守に対するわだかまりもないし後に艦長代理になる
わけでもないので酒盛りの相手は徳川機関長になったのではないだろうか。
太田の発案で赤道祭がコスプレ大会になると騙されたのが原田真琴と加藤三郎
というのも後の展開を知ってみるとニヤリとしてしまうし、それぞれのクルー達の
素顔が旧作以上に見られる。
一方で初めて保安部の伊東が登場して新見にモーションをかけたり、新見の
使っているカップにイズモ計画のロゴがあり地球との交信では新見が芹沢と
話していたりと今後の不穏な動きを匂わせるシーンもあった。
そしてラストで岬百合亜がヤマトラジオの艦内放送を始め最初に流れるのが
真っ赤なスカーフ、それも2番というのも意味深だった。
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やはり土方の存在が2199では意外にも影響を与えてますよね。
旧作に登場しなかった土方が沖田と一緒にいたからこそ古代も兄の件についてわだかまりを持たずに済んだのかもしれませんし、だからこそ艦長と酒を酌み交わす必要もなかったのでしょうね。
艦内放送の話は言われたとおり過酷な環境で任務に当たるクルー達の息抜きという面では絶対に必要だと思いますよ。