ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ウルトラマンメビウス45話・デスレムのたくらみ
冒頭地球に帰還するフェニックスネストをデスレムの怪光線が捉え大爆発。月での危機を乗り切り地球の大気圏に突入して GUYSのメンバーがホッとしていた所を襲うデスレムの襲撃のタイミングは絶妙だ。 GUYSメンバーを人質に取られ苦戦するメビウスに対し市民は GUYSメンバーを罵倒する。視聴者として見ていると憤慨すべきモノだが実際に当事者になったらきくち氏演じる電気屋のオーナーのような態度が取れるかはやはり疑問、それだけ群集心理というものは恐ろしいもの。 GUYSと市民の信頼関係を絶つというデスレムの目的は凄い。 ここで登場するのがジープに乗って颯爽と登場した郷秀樹だ。 ‘人を愛するという事はいい所だけでなく、醜い部分も受け入れる事だ’という郷のセリフは現在の社会に最も必要な事かも知れない。 幽閉されているフェニックスネストからの渾身の通信がハム無線で送られて来てそれを傍受するのが電気屋のオーナー、考えてみるときくち氏は新マンのスーツアクターだっただけでなくMATの作戦室の通信スタッフとしても参加されているからMATのOBだったのだろうか? ちなみにハム無線と思われる通信法は新マンの電波怪獣ビーコンが登場する‘怪獣チャンネル’の小道具で使用されている。 また送られた通信を放送で流すのはKCBというTV局はガイアでの放送局にちなんだ物か?田端さんは亡くなったがリンブンはいなかったのか?クレジットを見たら演じていた角田英介氏の名前はなかった。 ‘小を捨てて大を生かす’というのは口で言うのは簡単だが実際にはかなりの葛藤が伴う。 メビウスも戦っている最中に幽閉されたフェニックスネストが攻撃されているのを見て思わず動揺していた。そこに駆けつける新マン、というのが燃える展開でフェニックスネストを体を張って守りメビウスにデスレムとの戦いに集中させようとするのは見事! さすがにラストはスペシウム光線を使って(しかも青色)くれたのも嬉しい限りだ。そのウルトラマンを見上げるきくち氏の
‘ウルトラマンが帰ってきた!’
というセリフとGUYSメンバーを出迎えるミライを見ながら郷が
‘GUYSという家があり、仲間がいる’
というセリフは感動モノだった。 それにしてもきくち氏はネクサスでも太田愛さんがメインを務めた憐偏に登場していたように太田役者だ、本編とスーツアクターの2人の新マンの共演を十分堪能できた。
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セリフもよかったです!
それをジョージだけが気づいたようなのが、気になってます!w
そしてきくちさんもよかったです☆
本編ではメビウスもずっと「ジャック兄さん」で通してましたけど、
あのきくちさんの「ウルトラマンが、帰ってきた…!」には
感慨無量といった感じですね。
そう、確かにきくちさんもMATの通信員の役で顔出ししてたんですよね。
無線をネタに絡めたのはそれだった訳かぁ…なるほどw
GUYSが人質に取られたことで、あんな風に市民が反応しないでしょと思ってみてましたが、イラク人質事件の被害者や家族に世間や報道がどうだったかということを思い出しました。
報道や、多数意見に流されて右往左往してしまう個人の弱さと、そうであってはいけないというメッセージを、素直に受け止めたいと思います。
やはりある意味地球で人間に対して最も苦悩したのが郷秀樹でしたからね。ジャックの格闘シーンは私も見たかったけどメビウスのよさを消してしまいかねないので、私としてはあれでよかったと思ってます。
>まみ様
きくちさんを見た時は‘オオ針巣’と思いましたよ。
劇場版ではキャラが薄くなってましたが1話まるごと与えると渋みのあるいい演技をしてくれますね。
ジョージがなりたかったウルトラマンはジャックでしょう。
>中野区民Y様
そうです、GUTSのムナカタリーダーでした。
金八の生徒がいたとは知りませんでしたよ。
>Gloxefac様
それはあるかもしれませんね。‘帰ってきた’と‘家と仲間’のセリフにはジーンときましたよ。
無線はビーコンの話の小道具になってます。
>min様
あの群衆は戦前の日本人かと思うぐらい捕虜になる事を
恥と思っていたのでしょうか。さりげなくウルトラではこういうヒューマニズムにはたらきかける話がありますよね。
身勝手な群集に対するミライくんの心の葛藤には痛いものを感じました。純であればあるほど心は壊れやすいもの。数多くの人の醜さを体験し乗り越えてきたジャック兄さんという大先輩がいなければ、一体どうなっていたでしょう・・・。
郷秀樹は、兄弟の中で一番人間の心の醜さを思い知らされてましたからね。
ミライが純粋だからこそ、敵はそこにつけ込んできます。
それを見守る郷秀樹が、すごく頼もしかったです。
人間の醜さを多く体験しているという点では、エースの北斗星司もそのうちに入るでしょうね。
前述した高倉司令官を始め、33話では、気球船の姿に化け子供の精気を吸い取り無気力にする超獣バッドバアロンを教育の為と称し支持する教育ママ軍団。あの話は、我が子が大人しく自分の言いなりになるなら超獣さえも支持し守ろうとする母親達の醜いエゴが強烈でした。
そしてもっと酷いのは43話。悪と戦う者の側にいると自分達もとばっちりを受ける・・・メガレンジャーから数えて四半世紀も前に、すでにこういう考えの身勝手な民衆に総スカンを食らっていた正義の集団がいたんですよね。
超獣の敵はTAC・・・確かにそれは事実だけど、今回超獣が出てきたのがTACの隊員を追ってきたからかどうかなんて誰にも分らない事じゃないですか。何の根拠も無い事なんです。それに彼らは全人類の代表となって危険な戦いに挑んでいるというのに、自分達はそれに甘えているだけで良いのかと突っ込みたくなります。
だからこそ、ダンくんに自分の心の醜さを指摘された民衆達はグウの根も出ない。見ていて気持ち良いです。私だったら、ここまで言えるかしら?
こういう人達もいるからこそ、ウルトラ兄弟は地球を助けにきてくれるんですよね。
エースでも、こういう話ありましたね。
意外に子供達の方が、しっかりとした目で見ている
ケースが多いです。
初代でメフィラス星人の誘いに屈しなかったサトル君のような子供がよく出てきますよね。